時間を忘れていつまでも

先日待ちに待ったAqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~のBDが届きました。

4thよりはしんどくないだろうと高を括っていましたが開幕やら虹やらネクスパやらで涙腺がやられました。1曲の中で色々な感情の波が揺らめき、時に声を張り上げ想いを届け、片や固唾をのんで目の前の出来事を脳裏に焼き付け…
ライブに行ったときの ”あの” 感情が蘇りました。

久々にラブライブ!のライブに触れた気がして早く来てほしいけど来てほしくない、
同じライバーならば首を縦に振ってくれる人は多いことでしょう。

昨年の5thライブが終わってからラブライブ!に振れる機会が減ってしまい、僕はどこか ”いつもの日常じゃない感” に襲われていました。
もちろんその間、スクスタのリリースやオールナイトニッポンゴールドの始動などもありましたが、やっぱりこのコンテンツはライブがあってこそだなと、改めて感じましたね。


ファイナルライブで新田恵海さんが言った

「まだ約束はできないけれど」

と切り出した再会への約束

5thライブで伊波杏樹さんが

始まりは『ラブライブ!』が大好きという気持ちだけでした

と叫んだラブライブ!への愛

ラブライブ!シリーズ9周年のビッグイベントに相応しいイベントが、キャストの皆さんの弛まぬ努力と多くのファンからの愛で実現しようとしています。


正直

セトリがどーとか、演出がどーとか、誰と誰の掛け合いが見たいなーとか
予想なんてものはできないです。それは予想というより願望になってしまうから。
妄想を膨らませるだけでもちろん楽しいけれど、考え始めると何が起きても最高でしょ!に落ち着いて思考を放棄してしまうし、深く考えすぎるとしんどくなってしまうのでしません。
一つだけ言わせてもらうならラブレスやってください。後生です。


自分が初めてライブに参加したのはありがたいことにμ'sのファイナルライブでした。
まだ右も左も分からず、そもそも「ライブ」が一体どんなものなのかすら分からず。
”ファイナルライブ”という言葉の重さも知らず。
いや、それはある意味良かったのかもしれません。
そのときはしんどいとかいう気持ちはなくて純粋に”楽しみ”だったのを今でも覚えています。
そこで頭が沸騰するような興奮とか、頭が真っ白になる放心状態というものを味わい、μ'sの偉大さを知り、「これがラブライブか」と肌身で感じました。
あのライブが無かったら、ここまでこのコンテンツにハマっていなかったと言っても過言ではないくらい鮮烈なデビュー戦でした。


Aqoursのライブもありがたいことにかなりの回数現地に参加させていただいています。

1stライブでは深く考えずただ目の前のものを受け止めて
2ndライブではお祭りみたいに最高に楽しくて
3rdライブではアニメの物語をなぞった演出に心打たれて
4thライブではみんなのありがとうがこだまして
5thライブではAqoursが永遠であってほしいと思った

いつぞやこんなポエムみたいなことをTwitterで言った気がしますが、自分の想いが実に的確に現れていると思いました。要約すると本当にこのままです。
テレビアニメ1期が放送されたぐらいの頃「μ'sに比べてぶち上がる曲が少ない」なんて思っていた時期がありました。
でもそんな想いは1stライブを見て消し飛んで、アニメ2期やそれ以降のライブで完全に覆りました。Aqoursの良さはそれだけじゃないってことに気付いてまたさらにハマりました。


虹についてはほぼ追っていません。
スクスタのストーリーでキャラクターを知ったくらいかな。
正直なところ今の自分にはμ'sとAqoursしか見えていないっていう表現が正しいかもしれません。
こんなに長く好きでいるコンテンツは初めてだし、だからと言ってまだまだ知らないことだらけだからもっと知りたいっていう熱がまだまだ高くてお腹いっぱいという感じ。
ただ一つだけ言えるのはアニメを見たら間違いなくハマる(Aqours調べ)

いつか新田さんが言ったとおり、いつ好きになっても楽しめるのがラブライブ!のいいところ。自分のペースで追いかけて行きたいと思います。


このライブが終わった頃に自分がどんな感情で何を思っているかなんて予想もつかない
けれど、きっと夢のような時間を過ごすことは間違いない。
同じスクールアイドルだけど通ってきた道は全く違う4組のスクールアイドルがそれぞれの想いを胸に。

なんてったってライブじゃない、フェスですから。
心の底から楽しんでやろうと思います。



Yoshiko's Birthday & 第3回おとぬま in the rain-2019.7.13,14-

そういえば先月3年越しに善子誕の7月13日に沼津に行くことが叶いました。

お天気の方は生憎の曇り時々雨だったんですけど、そこはやっぱり善子らしいというか。
そして今回は沼津の街BARにもタイミングが重なり、さらには次の日14日は我らがおとぬまの3回目の公演があるということでもう盆と正月とGWが一緒にやってきたようでめっちゃウキウキしてました。
おとぬまは言わずもがな、なんですけど街BARは港の方で飲み食いして話しながらダラダラするの一度やってみたかったんですよね。行ったこと無いけど行ってみたいお店もたくさんあるので。

numazukanko.jp

善子が住む街

 

善子を推してくれているお店はもちろんたくさんあるんですが、つじ写真館など特に駅前に集まっていて、善子の住んでいる場所の雰囲気を感じながら回れるのもオツな感じがしました。
いつもは沼津に行ってもブログ書いたりしませんが(昨年のおとぬまは除く)、初訪問したお店も多かったので写真上げつつ当日をちょこっと振り返ろうと思います。


ドールハウスKIMURA(初)

実は初訪問
ちょっと敷居が高くて分不相応かな…と勝手に思って入ったことなかったんですが、見てるだけでもめちゃくちゃ楽しかったですね。
小さい頃からゾイドとかガンダムとかのプラモ作ってたこともあって、さらに緻密で細かい家具や動物、家などが精巧に作られていて口開けながら見てました。

ちなみにファンの人が描いた版画や実際にドールハウスKIMURAを作ってAqoursこけしが飾ってあるサンシャイン!!のコーナーが設けられてるぐらいめっちゃ推してました。
  




ドール関係無いんだけどようちかの版画のクオリティ高すぎてめっちゃ見てた。
あと写真集「愛香」が置いてあるのポイント高いですね。


基本自分でドールハウスや壁に飾るキットを買って作る感じなんですが、初めてということで初心者向けの動物のキットを買いました。アヒルさん可愛いです。
店員の方もここからステップアップしてハウス作っちゃったお客さんもいるって仰ってたので、またお邪魔したときは壁飾りに挑戦してみようと思います。(まだ作ってない)

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つじ写真館

私の心のふるさと

いつも一人でふらっと寄ってトミーさんとお話して、その場にいたライバーの人と談笑して仲良くなってそのままお茶したり飯食ったり映画見たりする素敵な出逢いのある場所(?)です。
今回は予想通りコーヒー買う人やらで大混雑していたので黒板アートだけ拝見しました。




エモーショナルすぎる…



いつも黒板アートにはすげー!って思ってるんですけど、今回はなんか涙出てきそうになったんですよね。


これまでの善子の成長過程を写真風に散りばめて絵にするっていう発想がもう素晴らしくて、みんなからこんなに愛されてこの沼津で育ったんだな…ってことが伝わってきました。
幼い頃の純真無垢な善子やBrightest Melodyで心から楽しそうな笑顔で踊る善子まで、本当に色んな”善子”がここに詰まっていて言葉では言い尽くせないほど感動を覚えました。まるで我が子のように善子を想って、愛している気持ちが伝わってくる…さすが沼津一善子を愛しているお店ですね。本当にありがとうございます。




時計の市川(初)

こちらも初めて訪問。時計をはじめネックレスやオーダーメイドの善子の指輪(リトルデーモンリング)がありました。
リトルデーモンリングは値段もさることながら両目に好きな天然石を入れることができるのがいいアイデアだと思いました。カプ厨大歓喜

そんな僕はリングの横にちょこんと置かれていたメンダコくんと目が合いました。
どうやらメガネやスマホのクリーナーのようです。可愛いですね、買っちゃいましょう。

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しかもちゃっかりイヤホンジャックに差せるので寝そべりよろしくこの2日間スマホにつけて歩いてました。傍から見たら変な人。

あとは個人的にWIREDの腕時計が色によって善子、果南、ダイヤのタグが付けられてたのが面白かったですね。

 





カフェUMIIRO(初)

この間5thの後弾丸沼津したときに、沼津港のバス停付近に新しいお店ができてるなーと気になっていたお店。どうやら6月にオープンしたばかりのようです。
店構えから漂うオシャレで南国感溢れる雰囲気だけでもうめちゃくちゃ好き。
友人の頼んだかき氷がめちゃくちゃデカかったり、お店のお姉さんの恰好がめちゃくちゃえっちだったり色々あったけどとりあえずハヤシライスがとても美味しかったです。

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THE DEEP SEA WORLD

そもそもPORT83の話から。説明が面倒なので以下参照。

深海水族館のお隣に遊園地とかにありそうな乗り物に乗ったシューティングをするアトラクションが出来ててびっくらこいた。そんなに大盛況…とはいってなかったけれど沼津港にこんなアトラクションが出来たことにただただ驚きでしたね。もっと流行れ。



街BAR

雨はそこそこ降ってたけど回れないほどではなく。
うなぎにラーメンに寿司を食らい、大道芸見たりAqoursのキャップアート見に行ったり港でダラダラ過ごしました。
あーいうお祭りじゃないけどみんながワイワイしてる雰囲気めちゃくちゃ好きなので似たような沼津自慢フェスタとかも行ってみたいですね、おとぬまも出演するみたいですし。

というわけで今回でももう来沼は15回になるんですが、初訪問したお店がなんと10か所もあってびっくりしました。まだまだ自分は沼津のこと何も知らないんだなぁって思ったし、来るたびに行きたいところが増えるのでこれからも新規開拓に勤しみたいです。



 

 

 

第3回おとぬま


ありがとうおとぬま。今回も本当に最高でした。

前日の段階ではそもそも雨で中止になるか怪しかった予報だったけれど、結果的に最後までもってくれた。
軽く感想書いていこうと思います。


音で沼津を照らしたい(第一部)

Main theme of Lovelive! Sunshine!!から君ここ、ゼロワンの流れが完全に4thライブでした。あの感覚を久々に味わって高まりました。しんどくはなってません。
そしてまさかのLet's enjoy togetherという遊び心もあり、観客でクラップ。
こういう色んな楽しさがあるのがおとぬまの良さ。「ただ演奏するだけ」じゃないんですよね。


よねちさん

"僕らの走ってきた道は…"

まずこの選曲に驚いたしオーボエで本当に綺麗な演奏だった。
それに沼津でこの曲を聴けたことに特別感があって嬉しくて…やっぱり映画のシーンがフラッシュバックしましたね。
欲を言うとよねちさん含めたおとぬまのフルメンバーverでこの曲を聞きたいと思いました。

 

シューっとさん

まず "想いよひとつになれ" の4thverをピアノで奏でてくれたこと
そしてその前に "海に還るもの" を弾いていたことも聞き逃しませんでした。ああいう繋の部分を自然にやっちゃうからシューっとさんは凄い。

"Brightest Melody"

"Jump up HIGH!!" で終わりと言いつつこういうのをラストに持ってきちゃう。サビ前の階段、イントロ部分が特にカッコよくて早くCD化してくださいって思った。
伊波さんじゃないけどカッコよくて涙って出るんだね、って本当そんな感じでした。

 

不自然なカルテット

"Believe again" これに尽きます。

ヴァイオリンの演奏ってどんな感じなんだろう?
第一回のおとぬま前。このグループの演奏を初めて聞く前、あんまり想像が付きませんでした。しっとり系の曲が多いのかな?と思っていた僕の予想はまあ悉く打ち砕かれました。
スリワンがカッコよすぎたんですよね。アップテンポ系の曲を弦楽器で4人のパート分けもしっかりして、観客の煽りなく堪能してる感覚がなんとも言えなかったんです。
(今回もスリワンは初っ端からぶちかましてくれました。)

で、今回の Believe again 

静かながら力強い演奏は健在で、4人で演奏しているからこその細かいパート分けは滑らかで聞いていてとても心地よかったです。


音で沼津を照らしたい(第二部)

一度は小雨になった雨もここらで本降りになってきました。
のえるさんのMCもありキセキ起こしてやろうぜ!って感じで

"起こそうキセキを!" と "WATER BULE NEW WORLD"
雨中の WATER BULE NEW WORLDがブルーの照明の演出も相俟ってめちゃくちゃエモーショナルでした。のえるさん、これアリです。

"Awaken the power"
この辺でちょっと雨脚が弱まりましたね。キセキ。
そして今日間違いなく一番テンションがどこかに飛んで行った曲。ブレードはもっていなくて傘を持っていない片手は空いていたわけなんだけど、「ブレードを持っていないと人間は自由になれる…」というのを実感しました。
というのもリズム刻んだり拳突き出したり、ブレード持っていないことに違和感を感じながらもいつもより自由度が増して手を可動できるのがなんか面白おかしくて、あとはAtpのハイテンションさに全部持ってかれてただひたすらに楽しかった。

ブレードがないと人間は自由になれます


"Thank you, FRIENDS!!"

多分誰も予想してなかったですよね。なーにがみんな歌ってくださいですか(号泣)
4thライブのときはそんな熱唱って感じでは無かったけれど、みんな熱唱。
もちろんカラオケでも歌ったことは無く、歌詞を噛みしめながら歌ったのは初めてだったのでなかなかくるものがあり4thを思い出してしまいました。つらい…


そしてのえるさんの口から発表された「第四回おとぬまコンサート」の開催決定
次の舞台はなんと沼津市民文化センター、の大ホールです。
去年は小ホール、今年は大ホール 凄いですねおとぬま。
心待ちにしていたSound of Sunshine 3も発売されて(僕は委託購入なのでまだ手元にあらず。早く聴きた過ぎておかしくなりそう)本当に嬉しい限りです。

前回も同じことを感じたんですがただの演奏会じゃないんですよね "おとぬま" は。
SNS上かもしれないけれど各メンバーの活動というか、どういう形/方向から音楽にアプローチしているかを知るのも楽しいし、どういう準備をして臨んでいるかを知ることで大変さが分かるし、なんというか裏表ない各メンバーの個々の活動をリアルタイムで得ながらライブが形作られていくというか。
そういうどこかファン?と近い存在でいてくれる距離感がとても好きで応援したくなりますね。
関係者各位に伝わるか分かりませんが第四回おとぬまコンサート、めちゃくちゃ楽しみにしているのでどんな曲が来るかワクワクしながら待っています。


































来年は花火見たいね

新しい輝きへ ーOver The Next Rainbowー

次の輝きへと海を渡ろう

 

ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow

が公開されてから早5か月が経ちました。
回数こそそこまでは見ていないけれどやはり初めて見たときの衝撃は凄くて、色々な感情が溢れてきましたね。

そして遂に今週末に控えたAqours5thライブ。
ライブ前のこの独特の緊張感を味わうのも久しぶりで、メットライフドームも久しぶり、ブログ書くの久しぶりですね…

 

Over the Rainbowに込められた意味

Q.タイトルに「Over the Rainbow」とつけた理由は?
自分の中で、本作のストーリーが『オズの魔法使い』と合致するところがあったからです。「知恵」と「心」と「勇気」は、最初から持っていたというところですね。それでミュージカル映画版の劇中歌、「Over the Rainbow」から着想を得ました。プロジェクトスタッフのみなさんや音楽プロデューサーの大久保さんからも「『Over the Rainbow』そのままでいいんじゃないか」と仰っていただき、形を変えることなくそのまま採用していただきました。

酒井かずお

ありがとう酒井監督。
やっぱりそうだったんだという喜び半分安堵半分。この作品を作り上げていく途中で酒井監督も気付いた、というところがオツなところですね。まるで千歌が輝きの正体に気付いた瞬間のように。

 

虹を越えるということはそこに虹があることを理解すること

虹を越えたいと思うのは誰かが虹を超えたと知っているから

 

"幸せは幸せだと気付いてしまった瞬間に幸せではなくなる"

千歌はAqoursのリーダーとして脇目も振らず、常にがむしゃらに前を向いて駆け抜けてきました。そして途中自分ちにとっての "輝き" の意味を見失いかけますが

「μ'sの背中を追うのではなく自分自身で在る」

という輝きの答えの半分を見つけました。そしてラブライブで優勝して

「輝きはずっと私たちのそばにあった」

ことに気付き、本当の輝きの正体を知りました。

青い鳥の飛ぶ先には - Aqours storeis

僕たちは千歌たちの物語を俯瞰しているからこそ、彼女たちが輝いていることに気付いているわけで。

何が言いたいのかというと、もしかしたら僕たちも知らぬ間に輝きを追い求めているかもしれない、ということです。まるで太陽に照らされた恒星のように自分では気付いていないのかもしれない。

ラブライブ!』というのは”みんないっしょに輝こう”というのが1つのテーマです。

酒井かずお

Aqoursの18人だけではなく、応援するファンも、この作品を手掛ける人たちも実はみんなが輝きを求め続けている…そんな自然体でいつつ飽くなき探求心というものを垣間見れた作品だったと僕は感じました。


紙飛行機が虹を越えるように

幼少期の千歌と曜が紙飛行機を飛ばすシーン

初めは彼女たちの直接的な描写がなく砂浜に落ちた紙飛行機のアングル。逆に想像力が膨らみ波音も含めた緩やかな入りでとても心地よかったです。

そして飛行機がうまく飛ばせない千歌。曜は千歌のことを励まします。
曜が「大丈夫」や「できるよ」というシーンは高校生になったアニメの曜と重なる部分がありました。

2期6話でMIRACLE WAVEの練習で葛藤する千歌に放った言葉

出来る、絶対出来るよ!

 

2期7話で廃校をなんとか阻止しようと街へ飛び出そうとする千歌を抱きとめながら放った言葉

落ち着いて!大丈夫…大丈夫だよ!

 

曜が放つこの言葉は全く無責任な言葉たちではなくて、むしろ小さい頃からずっと一緒に過ごしてきた彼女だからこそ、千歌のことを一番理解している彼女だからこそ真の意味で心に響いて…そして彼女を落ち着かせ、時には奮い立たせる言葉なのだと強く思います。

千歌は自分のことを普通怪獣だと言うけれど、曜や梨子からしたらもちろんそんなことはなくて。特に曜は自分には無い "自然と人を惹きつける力を持つ千歌" に幼い頃から凄さを感じていたのだと思います。

そんな一面が幼少期の頃からあったんだなと改めて2人の関係性が垣間見れました。

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「僕らの走ってきた道は…」

劇場版の初っ端からどっぷりとラブライブ!サンシャイン!!の世界へと引き込んでくれた楽曲。そして何より "たくさんの沼津愛が詰まった曲" 

2期13話で "WONDERFUL STORIES" を披露した後から物語は再開しこの楽曲が始まります。
"WONDERFUL STORIES" を踏襲した、しかしそれよりもさらにミュージカル調を色濃くした楽曲。スケールの壮大さや沼津の人々を巻き込みAqours9人が踊っている姿に早くも目頭が熱くなりました。
本当にこの作品は沼津の人たちから愛されているなぁと心から感じました。

特にCメロでは富士山をバックにした沼津市街全体が写されるシーンが大好きで…
ふとアニメ1期の頃に「小さな田舎町」と千歌が言っていたことを思い出しました。自分も何度も沼津を訪れて肌で感じましたが沼津は小さい街なんかじゃない。そう胸を張って言える気がします。


そしてあのラ・ラ・ランドのオマージュ的演出!…なんて偉そうなことは言えた身ではないですが、何かと話題になっていたので劇場版を見終えてすぐAmazonプライムで観ました。
意識せずともこの2つの映画には驚くほどの共通点がありました。


オープニングの楽曲からのアバンタイトル
(大勢の人がハイウェイで踊る ⇔ Aqoursと学生が沼津市街で踊る)

"もしも"の世界
(二人が結婚していたら ⇔ ラブライブ決勝でAqours vs. SaintSnowが実現していたら)

輝き(夢)、スクールアイドル(女優)、夢を実現する厳しさ

 
突然ミュージカルが始まるのもラブライブ!の劇場版ならではですが、ここまで高揚感を覚え感動を誘う楽曲から物語が始まるとは思っていなかったので本当に圧倒されっぱなしでした。

 

新たな一歩と9人の成長

月の通う統合先の高校の父兄からスクールアイドルというものが良い印象を受けていないことを知ったAqours。意外とリアリティのあるところをついてくるな…と思いつつそれを聞いたときの千歌たち6人の表情も印象的でした。

自分たちが全力でやってきたことがまだ伝わっていなかったんだ、という悲しみよりも哀愁に満ちた表情。

そしていつもいるはずの3年生がいないという心細さを感じた6人はステージに立ちそれが現実のものだと知りました。


まさかの失敗


練習を怠ったわけでも全力を出せなかったわけでもない


Aqoursの凄さを一番よく知る最大のライバルはその理由をいとも簡単に見抜き、彼女たちに突きつけました。

その現実と向き合い、次に "進もうとした" 6人にとっては大きな成長であり、「あの6人なら大丈夫」と "信じることができた" 3年生にとってもそれは大きな成長だったでしょう。
物語の前半は特に1,2年生に焦点が当てられていましたが、イタリアへ渡った後は鞠莉を中心とした3年生の心情が描かれました。


卒業後の進路をお互いに相談しないで後から報告する奔放さもあり、困った鞠莉を救うためなら海外にだって飛び出してしまう絆の深さもある。
1,2年生にはない「言わなくてもお互いのことが分かっている」関係性がとても素敵だと思います。


「くだらない…?」


スクールアイドルを鞠莉の母親に馬鹿にされ、言葉よりも先に体が動いた千歌。ダイヤに制止こそされましたがAqoursのリーダーとしてがむしゃらに突っ走ってきた彼女にとって、それは一番聞きたくない言葉だったでしょう。
(蛇足ですが、個人的にあのままダイヤが止めなかったらどんな言葉を放っていたのかとても気になるところではありました)

鞠莉は大人の事情で自分の将来を決められそうになり、それを振り払う姿勢を見せました。自分たちがやってきたことを証明するために。

しかし、それは大局で見ると

「スクールアイドルとそれを認めなられない大人たちの対峙」なんですよね。

理由は違えど鞠莉の母親をスクールアイドルを認めない、いわば統合先の父兄たち "悪役" の代表を演じさせることによって、それに対してスクールアイドルの代表Aqoursが "歌とダンス" で立ち向かう構図が出来上がるわけです。

もちろん鞠莉ママがそれだけのために登場した、と言っているわけではないです。
ただあそこでAqoursと鞠莉ママが対峙したシーンを見て、僕の目にはこういったことを暗に示しているように映りました。

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結果ライブは成功

鞠莉はスクールアイドルがこんなにも人を感動させられるものだと母親に証明することができました。小さい頃果南とダイヤから教わった「自由な選択」をできる権利と可能性。
外の世界を知り、母親に自分の進みたい道を言葉ではなくパフォーマンスで示した鞠莉はまた一回り成長し未来へと羽ばたいていきます。

そして その"勝負" に勝った千歌たちは改めてスクールアイドルの可能性に気付いたとともに、やはり3年生の存在の大きさにも気付いたはずです。


でも3年生は卒業してしまう

これからAqoursはどうすればいいいのか

6人で続けていくのか


イタリアから帰国しライブの準備が進むなかでも彼女の問いかけは続きます。

そんな最中千歌は5人の成長を知ります。"Hop? Stop? Nostop!" を作り上げる過程で

曜と善子が新しいダンスの開発し

ルビィと花丸が新しい衣装の生地を探し

梨子は足繁くコンサート鑑賞に通っていました。

みんな凄いや…


千歌の知らないところで5人はそれぞれ自分にできることを精一杯やっていたんです。こんなにも頼もしい仲間が一番そばにいた。
3年生がいなくなることにくよくよしていた自分がバカらしくなって出てきた言葉かもしれませんね。
 
イタリアで過ごした時間、それは9人をまた一歩成長させてくれました。


現実と夢

姉さまたちは…もういないの!!!


目を背けていたけれど突きつけられる現実

言葉では理解しているけれど体が拒否している

 

最愛の姉とはもう一緒に踊ることはできない。

最大のライバルとはもう対決することができない。

 

そんな葛藤した姿を姉に隠すことができるはずもなく、聖良が果南に打ち明けた打開策は「Aqoursへの加入」

ダメだよ…


各々が流れに身を任せる形で肯定しかけたとき、沈黙を破ったのはルビィだった。
理亞がAqoursに加入することで今の問題が解決するの?そうメンバーに問いかけているように聞こえた。
何かが折れてしまいそうなところを、自分自身が口にすることで繋ぎとめたようにも感じ取れた。

今やるべきことは「最高のラスト」を「最高の形」で迎えること。

理亞と出会い成長してきたルビィ、成長させてくれた理亞。
彼女が困っているならば今度は私が助けてあげなくちゃいけない。


そんなルビィの想いも載せて行われた「ラブライブ!決勝延長戦」

 

ラブライブ!は…遊びじゃない!!!

かつて理亞が辛辣な言い方で放ったその言葉を、彼女は親友を励ますように叫びます。
そして理亞は何かが吹っ切れた表情になり、Saint Snowは "Believe Again" という幻の決勝戦曲を歌い切りました。



いまのこの瞬間は、Saint Snowは、理亞の心の中にずっと残っていく

追いかける必要なんてないんです

彼女は間違いなくそんなことは分かっていました。分かっていたはずだけれど姉である聖良がその言葉をはっきりと伝えてくれたことが何より嬉しかったはずです。

全てをやり切って安堵した表情。
そして彼女たちの圧巻のパフォーマンスを見たAqoursは何を想ったのか。


北の大地から息吹いた桃色の羽根は、Aqoursのいる沼津で青色に色づき、想いのバトンが繋がります。


太陽の日差しとともに歌われるサビは圧巻で、これが「Aqoursの輝き」か…と息をのみました。
9人で歌うのは最後だと誰もが分かっているのに誰からもそれが感じられないことが凄く切なくて、でもだからこそ力強い曲だと感じました。

輝くって、楽しむこと

それを歌とダンスとその存在感で一番表してくれているのは紛れもなく彼女たちでした。

 
ライブ後に月の感動ぶりを見て気付きましたが、彼女がスクールアイドルにハマった瞬間がここなんですよね。スクールアイドルの凄さ、カッコよさ、輝き、多分全部を理解したのだと思います。

その目線の先にはAqoursはもちろん幼いころからずっと過ごしてきた曜がいたから、曜が一番中心で輝いていたから。
そんな単純かつ明快な答えが用意されていました。

輝きを次に繋いでいくことの素晴らしさや重要性はμ'sのときから説かれていました。
それがまさに劇場版でも体現されており、この劇場版で一番長くAqoursのそばにいた彼女は曜に輝きを与えてもらったのでしょう。

太陽(曜)に照らされて輝く月のように

それが "Brightest Melody" の意味であり、渡辺曜がこの「9人で歌われる最後のAqours楽曲のセンターに立った」意味と理由なんだと思います。

 

 

 

終わりと始まり

沼津に始まり沼津に終わる。思い返せばそんな映画でした。

沼津を飛び出して、日本を飛び出してイタリアに行ったかと思えばやっぱり彼女たちの帰ってくる場所はここなわけで。

いつの間にかスクールアイドルとしてだけではなく人間的に本当に成長した9人が地元に凱旋した気持ちで観ていました。

あのとき6人でパフォーマンスしたときとは別人の彼女たちがそこにはいました。

聞こえた…?

円陣を組んだ6人の間に空いた3人分のスペース

 

一緒にいるよって、ずっとそばにいるよ!って

いつか果南が千歌の胸を指さし言った言葉

それは妄言なんかではなく紛れもない事実



 

明日は今日より夢に近いはずだよ

『Next SPARKLING!!』


この歌詞本当に素敵ですよね。
まさに "今この瞬間" のAqoursを歌っているかのようで…

この物語でさらに成長した彼女たちが歌うからより説得力のあるメッセージとなって僕たちの胸に届きました。

Shiny = 太陽などの反射光で輝く

Bright = 自ら光り輝く


「黄色と白で装飾されたその衣装が示すのは、もう自分たちが輝いており、輝きを求める人に伝えることができるようになった」

ということですね。

君ここのステージに虹は架かっていなかったけれどこの曲ではかかっていました。


それはそこに虹があることを理解し、越えたいと思い、越えることができた証


最後に彼女たちの出した答えと成長を見ることができました。
しかし、物語は終われど彼女たちはこれからも輝きを追い求め続けるでしょう。それがどんな形になるかは分かりませんが、いつだって沼津の海のようにキラキラと輝く彼女たちはきっと今日も沼津で変わらぬ日常を過ごしているはずです。

 

Aqours 5th Love Live!

まずいですよね。今週末ですってライブ。
個人的な話、今回は曲数が少なくてもいいので演出とかIntermission Movieにめっっっっっちゃ凝ってほしいなって思っています。

もうミュージカルっぽい曲は全部ミュージカルでやっちゃえって思うし、なんなら普段IMで流しているところは直前ぐらいからキャストが演じてほしい……なんて夢も見てます。
例えば Believe Again → Brightest Melody の流れ
Saint Snowが先にセンターステージでパフォーマンスしてAqoursがメインステージでパフォーマンスだと思うんですけど、もうその一連の流れやっちゃってくださいって…

あと劇場版の特典曲の3曲。
これもやってほしいですけど、μ'sFINALさながら衣装とかブランコとかゴンドラとか車とかも再現してほしいですね。

今思い浮かぶのはそれぐらいでしょうか。
というより最近は現実逃避のためAqoursの楽曲なるべく聴かないようにしてたのですがそろそろ心の準備をしておかないと死んでしまうので昨日あたりからまた聴いてます。

ラブライブ!シリーズも9周年ということでAqoursも来年ライブツアーなるものが発表されての5thライブ。今後の展開も大いに気になるところではありますが、この1週間は現実に目を向け今週末はAqoursに真正面からぶつかっていく勢いで行こうと思います。


Love & Peace -4thシングルセンターポジション総選挙-

先日 "ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow" を見てきました。その後ファンミ千葉に行ったあと連番者と話していて、今自分がこの作品やその周りに対して思ってたことを少し語り合ったんですが後から色々と湧いて出てきたので文章にしました。

いつもの感想、考察と違って少し尖った文章になっているかもしれませんがあくまで自分が思っていることを書いているだけですので。結論を出したり物事の見方を断定したりはしていないし、決して運営を批判したり他人を誹謗中傷しているわけではないのでそこらへんが狭量な人は見ないことをお勧めします。


あと文章の推敲は全くしていないので読みづらくても知りません。


"推す" ってなんだろう?
現在第3回4thシングルセンターポジション総選挙真っ只中ということもあり改めて考えさせられました。
言葉の意味を説明するならばある人物、あるいはキャラクターが好きでいてかつ応援しているということですが。
まず大前提としてそこに他人が誰を推しているかという意思は関係ないですよね。何故ならだいたいの人は推しが決まっているからです。では迷っている、もしくは決まっていない人は……?


そういえば最近になってTwitterで「◯◯センター計画」とかを目にします。
あれは何のためにやってるんですか?
と質問したら全員が納得できる回答をしてくれる人はどれくらいいるんでしょうか。

というのも仮に自分がそのキャラの推しだったら、言ってしまえばキャストや周りの人に言われなくても投票しますよねっていう話です。
であれば浮動票を狙っているとか、はたまた単純に自分はこのキャラが好きです!というのを声を大にして言っているだけかもしれません。別に浮動票を狙いにいくことは普通の選挙でも行われていることだから全く悪いことではないです。もちろん自分の好きなキャラの良さを他の人に知ってほしいという気持ちもとても分かります。
しかしそこに他人の意思が介入した人が入れた票には果たして推しという概念が存在していると言えるのか…なーんて余計な深読みをしたわけです。

これはあくまで "投票=推し"

という方程式が成り立っているときの話。後述しますけどこれが成り立たないケースもあります。

話を戻しますが、先程の質問をしたときの答えが
「このキャラの良いところをもっと知ってほしい」ではなくて「このキャラに投票してほしい」と論理が飛躍している人がたまにいるってことを言いたかったんです。

だからセンター総選挙ではなくあなたの推しは?というアンケートだったら純粋でフラットな結果が出るじゃん!とかも考えました。
言っておきながらあれですけどそんなの選挙でもなんでもないし、こんな身も蓋もないようなアンケートは僕自身やってほしくない、もちろん運営の方もしないことは分かっています。
言い方を変えると「センター曲を決める」という大義名分のもと、ほとんどの人が自分の推しキャラに票を投じる、ということをやっているわけです。

そこには前述したキャストや広報活動している「他人の意思」や、アニメ、ライブ、劇場版といった「時期」が重なってたくさんのファンの複雑な思惑のもと導かれる結果になってるんですよね。

なんか改めて考えてみると自分たちは面白いことやってるなぁ…って思いました。



そこで次に疑問に思ったのが既にセンターを取ったキャラ推しの人はどうするのだろう?でした。
μ'sの頃から「センター曲は持ち回り性」みたいな風潮があって、みんな平等にセンター曲があるべき!みたいな流れになっていますよね。
それって例えば現実のアイドルだったら何年も活動して頻繁にセンター総選挙をやってるから回数自体多くて、ラブライブ!と比べると「センター」の価値というか重みが違うと思うんですよね。だからみんなどこかで「自然とみんなに平等にセンター曲が与えられるべき」って考えになってるんだと思います。
仮にこの先何年も頻繁にセンター総選挙があるならば、多分こういった問題って出てこないと思うからそれが答えなんだと。
でもそんなことはないってことは僕たちが一番分かっているわけで。

だけど僕はたとえ以前センターを取ったからといって推しキャラに投票するのをやめてほしくないってことだけは声を大にして言いたいです。その人が「別のキャラのセンター曲が見たい」とかの理由があれば話は別だけど、周りの目を気にして推すのをやめることだけはしてほしくないですね。

曜、果南がもう一度センター取ったらそれは「第3回総選挙でまた1番になった!」っていう単純に凄い話じゃないですか。それ以上でも以下でもないです。
その結果をおかしいと言うのならば、そもそも対象のメンバーから外すべきだってのが筋ですし。2人のキャストがどういう思いなのか僕には分からないけれど、少なくとも投票されなくてもいいなんてことは絶対に思っていないですよね。

僕は善子が好きで推しているけれど、恋アク、HPTで曜と果南が1位になったときその曲が「推しがセンターの曲じゃないから…」なんて目で見たことはもちろん一度たりとも無いし考えたこともないです。自分のなかでAqoursの大好きな曲であることに間違いありません。
そういう視点で見てる人(見かけたことないけど)とか、自分の推しを他人に強要したりする人はいわゆるガチ推しではなくて、それはただの推しへの歪んだ愛の形じゃないですかね。

説明するのが難しいんだけれど極論、僕は「Aqoursの新曲が誰かがセンターになって出るんだ!やったー!!」ぐらいにしか思ってないんですよね。いやだって普通に嬉しくないですか?
だってみんな大好きだしそりゃ推しのセンター曲は見たいけれど結果誰になっても嬉しいみたいな…

……なんだろう僕がおかしいんですかね…?


目的と手段が迷走して結果、目的がすり替わった結果なのかな…と思わなくはないけれど、せっかくキャストが体張って勝負に挑んでるんだから裏でファンがあーだこーだいがみ合ってるのは違うよねってことを言いたかったんですわ。

とまあ"推し"ってなんだろうな、"推す"ってなんだろうなってオタクと話してて今の煮え切らない気持ちが湧いてきたので文にしました。
自分自身こういう争い事が大の苦手ということもあるんですが、ただ自分が好きなキャラクターやキャストを純粋に好きでいればいいのにこういうことを話題にしなければいけないことは悲しいところではあるけれど、思ったことを素直に言うことも大切だなって思いました。


すみません。まだ終わりじゃないです。


少し話が横道に逸れますが

「運営への批判や不満があるならば、それは自分が思うコンテンツの形と運営が彩っていきたい形が違うということだから追うのをやめるべき」

みたいな言葉をたまにみかけます。

これは良くも悪くも合ってるなと僕は思います。
ラブライブ!シリーズだってもちろん商売なのだから、売れるように戦略的な経営をしていくのは当然であって、というかむしろそうすべきです。
いい例なのがシングルCDにライブの最速先行抽選申込券が入ってるとかですね。

でもそこでキャストやファンの思いを完全に無視して作品を突き進めるのならば、それは普通のアニメにすぎません。
逆にファンの意見などを取り入れすぎるのも、それはファンに媚びているいうかファンに踊らされてるといった見られ方をしてしまいます。

普通のアニメは100%出来上がった作品を提供して視聴者が批評するわけですが、ラブライブ!シリーズは違いますよね。中のキャストがライブをしたり、ニコ生に出てアニメの感想を共有してくれたり、色んなメディアに出てたくさんの人に知ってもらったり…

そこには「成長していく」っていう一番大切な「過程」があるじゃないですか。
それがラブライブ!っていうコンテンツの一番面白くて魅力的なところじゃないですか。

だから他のアニメと違って好きだから見ればいいじゃん!嫌いだから見なければいいじゃん!
っていうそんな単純な話ではなくて、運営側の思いとキャスト、ファンの思いをうまく線引きしたところにこの作品のゴールがあるじゃないかなって凄く思いました。


これは劇場版を見たあとに湧き上がってきたんですが、劇場版の内容然り作成に関わってくださった方に思いを馳せた故に出てきた想いです。
自分でも当たり前のことを言ってるなと思っているけれど「過程」を思う存分楽しめるって幸せなことだなってつくづく思いますね。

これらの内容を総選挙の結果とか中間発表があってから言うと言葉の重みが無くなるなぁと思ったので思い立ったが吉日ということですぐ上げました。


そして劇場版!!
色々言いたいことはあるんですがここに纏めるにはまだまだ見直したいポイントがたくさんあるしBelieve againを死ぬほど聴きたいのでそこはまた改めたいと思います。

青い鳥の飛ぶ先には

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ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow

遂に公開まで2週間程になりましたね。まだ4thライブの興奮と余韻が渦巻いているのであと半年ぐらい公開を先延ばしにしてくれてもいいんじゃないかと思っている今日この頃です。

この部分についてはちょっと思うところがあるので劇場版公開までに別のブログに書きたいと思います、必ず。

Aqours 3rd LoveLive!@SAITAMA -2018.6.9,10- - Aqours storeis

というわけで半年前に余計なことを言ってしまったので宣言通り、というよりかは劇場版に関連して前から温めていた話を書こうと思います。いつものように2万字とかにはならないのでご安心を。


 

終わりと始まりを歌う

まずは劇場版のCD音源提供してくれた皆様本当にありがとうございます。事前予約じゃなくていいだろうと高を括っていたら通常販売はまさかの12/27~配送というオチ。これでは聴き込みが間に合いませんでした。

では本題

聴いてまず思ったのは、3曲とももちろん好きなんですが
"好きのベクトルがちょうど120°ずつ違ってて良い" というのが率直な感想ですね。
本当に各学年3人の色が出ていてアニメ後から劇場版へ向けた彼女たちの姿を連想させてくれます。


1年生楽曲 "ハジマリロード"

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"楽しさ"

歌詞にちょっぴり寂しさが混じりつつも、いつもの楽しさ全開なわちゃわちゃ感がビシビシ伝わってくるとにかく楽しい曲。本当に1年生らしさが出てますね。

ハジマリとオワリの
線など引けないよ
いつの間にか また始まる
いいないいな そういうコトにしよう!

『ハジマリロード』

1年生はユニットに分かれると見事に3人バラバラなので、3人の気持ちの描写がうまく汲み取れなかったんですよね。だから3人集まって卒業や新しいスタートに向けた曲を歌ったらどんな曲になるんだろうとわくわくしていました。
初めの3節を聴いたときは、えっ?こんなしっとり曲調?と思ったんですけどその後はやっぱり元気全開でしたね。本当に1年生はアップテンポな曲が似合う。
ルビィと花丸はあまりそんなことないと思うんですが、善子は自分の気持ち(特に感謝とか涙を誘うシーン)をなかなか表には出さないじゃないですか。例え出してもなるべく周りをしんみりさせないように気丈に振る舞いますよね。それがこの曲の出だしに凄く現れているなぁと思いました。



2年生楽曲 "Marine Border Parasol"

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"美しさ"

全体的に曲調がしっとりしてして、曲の合間に入る3人のセリフがどこか哀愁漂いながらも今この瞬間の幸せを歌っている曲という印象ですね。

 

パラソル 海辺の道は いつも変わらないけれど
僕らの夢の色は 変わってくと気がついた
パラソル 楽しく遊んで じゃあねって 次の季節へと
どこでまた会えるかは 潮風が知ってる

 『Marine Border Parasol』

パラレル いまの僕らでよかった 他の選択肢だったら
ここで一緒に 笑い合えなかったかも
パラレル もしも の答えは 波がさらって行っちゃったよ
いつかまた会えること 潮風が知ってる

 『Marine Border Parasol』

1番と2番のサビ。
パラソルとパラレルという語感の似た言葉を使って「今」と「もしも」を対比して歌っている部分が大好きです。

夏を感じさせるパラソルは、みんなが寄り添って日陰で潮風を感じて今を楽しんでいる風景を連想させます。今こうやって3人が出逢えているから夢を叶えてそれがどんどん変わっていって。
そしてパラレルは言葉通りもしもの世界。もしもこの3人が出逢っていなかったら…

もし梨子が浦の星に転校してこなかったら

もし千歌がμ'sに憧れていなかったら

もし曜が一緒にスクールアイドルを始めていなかったら

そう考えるとこの3人が出逢ってAqoursを始めたことは本当にキセキだし、アニメの言葉を使わせてもらうと運命のように出逢ったと感じずにはいられません。


「私、曜ちゃんと梨子ちゃんのことだーいすき!2人と出会えたことが、奇跡だよ!」


最後に千歌が2人に呼び掛ける言葉がこの曲の全てを表してくれていると思います。この曲の歌詞の読み解いていくとやっぱりAqoursの物語始まりは2年生だなと改めて感じさせてくれました。



3年生楽曲 "予測不可能Driving"

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"カッコよさ"

3曲のなかで一番衝撃を受けました。というのも僕のイメージしている3年生像から少しかけ離れていたのと、こういうロックテイストな曲はAqoursには無かったという二つの理由でとても新鮮でした。確かに学年で考えたら1, 2年生より3年生が圧倒的にこういう曲似合うよなって聴きながら思ってのも事実です。

"ハジマリロード"、"Marine Border Parasol" では「ハジマリとオワリの線など引けない」「それでもみんな感じている これが終わりじゃないと」などAqoursの終わりや3年生の卒業がチラつく歌詞が散見されました。
でもその卒業する3年生が歌うこの曲にはそういう寂しさを連想させる言葉が出てこないんですよね。

「未来」「目的地」「マイナスよりプラス」 「目標」「未来に会ってみたい」

どれも驚くほど前向きでポジティブな言葉ばかりが並んでいて、その言葉に合った疾走感のあるロックテイストな曲調が見事にマッチしてるんですよ。本当に爽快感溢れる曲になっていますし曲名どおり予測不可能な未来を楽しみにしている3人の姿が目に浮かびます。



以上、簡単ですが曲への感想でした。果たしてこの曲たちは劇場版で歌われるんですかね?それとも全く別の6曲が…………いや、運営にはどうせ裏切られるので考えるのはやめておきましょう。


ある少女の心の旅

突然ですが「オズの魔法使い」という童話やミュージカルはご存知でしょうか。
名前は知っているけれど見たことはないって方も多いのではないでしょうか。ここで簡単にあらすじを。

<ざっくりあらすじ>
カンザスに住む少女ドロシーがある日大きな竜巻で家ごとオズの国へ飛ばされてしまいました。自分の家に帰るため願いを叶えてくれる「オズの魔法使い」を探す旅に出ます。旅の途中知恵のないカカシ、勇気のないライオン、心のないブリキの木こりに出会い一緒に旅をします。道中様々な困難に直面するもみんなで力を合わせて乗り越えていきます。そんな旅の中でカカシもライオンもブリキの人形も「欲しかったものは既に自分自身の中にあった」と気付いていきます。
ようやくオズの魔法使いの元に辿り着いたドロシーたちですが、なんと願いを叶えてくれるはずのオズの魔法使いの正体はただの人間でした。
衝撃の事実を知ったドロシーは落胆しますが、その後本物の魔法使いのおかげで無事カンザスに帰ることができました。

だいたいこんな話です。

さて、ではここから何故オズの魔法使いを取り上げたのか説明します。
この作品もとは児童向けの文学小説だったのですが(1900年出版)のちにミュージカル映画になっています。実はこの映画の劇中歌として歌われたのが "Over the Rainbow" という曲なんです。今や世界中で有名アーティストがカバーしたり街中のBGMでも使われていますね。
なので3rdライブで劇場版のサブタイトルが発表になったときどこかで聞いたことある名前だな…ってずっと引っ掛かっていたんですが、ネットでオズの魔法使いじゃんと言っている人見かけてそれだ!!ってなりました。
そしてこの曲の歌詞に「青い鳥」が出てくるんです。このあらすじだとよく分からないと思いますが、この物語が私たちに伝えたいメッセージが実はAqoursの物語そのままなんですよ。

ハロルド・アーレン(音楽)/ オズの魔法使い オリジナル・サウンドトラック 【CD】


というわけで以下もう少し突っ込んだあらすじです。

物語の舞台となったアメリカのカンザス州はド田舎です。田舎暮らしは退屈でつまらなく、ドロシーの周りには何かが欠けている人ばかりが暮らしていました。彼女は虹の彼方にある自分が理想とする素晴らしい場所を夢見ており(ここでドロシーがOvertheRainbowを歌います)、ドロシーの心にあるオズの旅は始まりました。
そこで彼女が出会ったカカシ、ブリキ、ライオンとともにオズの国での数々の経験を通して皆少しずつ変わっていきます。そして自分たちに欠けているものを得てドロシーの心の旅は終わります。
しかし帰ったカンザスの田舎が今までと違います。ドロシーが思っていた退屈でつまらない場所ではなく、多彩な人たちが住む温かい場所に変わっていました。否、変わっていたのではなく彼女は旅を通して現実を "見る" ことができるように成長したのです。退屈な田舎も悪いものではないな、と。


ひとことで言ってしまえば「やっぱり故郷が一番」ってことですね。ドロシーも成長しましたが現実世界も意外といいよなってことに気付いた灯台下暗しってとこでしょうか。

www.youtube.com

Somewhere over the rainbow
Bluebirds fly.
Birds fly over the rainbow.
Why then, oh why can’t I?
If happy little bluebirds fly
Beyond the rainbow
Why, oh why can’t I?

[日本語訳]
どこか虹を超えたところ
青い鳥たちは飛ぶ
鳥たちは虹を超えて飛ぶ
なぜなの、ああなぜ私にはできないの?
もし幸せの小さな青い鳥たちが飛ぶならば
虹を超えて
なぜ、ああなぜ私にはできないの?

Over the Rainbow

そして劇中歌の "Over the Rainbow" の一部抜粋。
話には登場しませんが「勇気」や「踏み出す一歩」の象徴として青い鳥が描かれています。
ドロシーは青い鳥のようにいつか虹の向こうの世界へ飛んで行ってみたいと思っていましたが、その世界は "ここ" にあったんです。

この物語が伝えたいこと、きっとそれは

自分が望んでいるものは意外と近くに転がっていること

自ら行動を起こせば道は切り拓けること


これはどう見ても僕たちが千歌たちAqoursの物語から教えてもらったことですね。
正直ちょっと話が出来すぎてびっくりしました。



幸せの青い鳥

そしてもう一つ。「青い鳥」という童話はご存じでしょうか。
「幸せの青い鳥」とかチルチルとミチルと言えば分かる方もいるかもしれません。
こちらも簡単にあらすじを

<ざっくりあらすじ>
貧しい木こりの兄妹チルチルとミチルは夢の中で魔女に『幸せが実現するという青い鳥』を探してほしいと頼まれ、仲間達と様々な国へと旅に出ます。しかし、どの国で青い鳥を捕まえてもすぐ色が変わってしまいます。結局2人は青い鳥を見つけることができず旅は終わっていましました。
しかし家に戻った翌朝目を覚ますと2人が昔から飼っているキジバトが青い鳥に変わっていました。
遠くまで旅をして様々な出来事があったチルチルとミチルでしたが、本当の青い鳥(幸せ)はこんなに近くにありました。

青い鳥



もうこっちの話に至っては話の中に青い鳥が出てきます。
青い鳥、つまり「幸せ」は "身近なところ" にある。
それはAqoursでいう「輝き」は "最初からあった" ということではないでしょうか。

僕の記憶が確かだと「幸せを実現させた後、青い鳥は普通の鳥に戻ってしまった」という話の続きがあった気がします。
それは

"幸せは幸せだと気付いてしまった瞬間に幸せではなくなる"

青い鳥探してた
見つけたんだ

でもカゴにはね入れないで
自由に飛ばそう YES!!
答えはいつでもこの胸にある
気がついて 光があるよ

『WONDERFUL STORIES』

千歌はAqoursのリーダーとして脇目も振らず、常にがむしゃらに前を向いて駆け抜けてきました。そして途中自分たちにとっての "輝き" の意味を見失いかけますが

「μ'sの背中を追うのではなく自分自身で在る」

という輝きの答えの半分を見つけました。そしてラブライブで優勝して

「輝きはずっと私たちのそばにあった」

ことに気付き、本当の輝きの正体を知りました。

"幸せは近くにあった" というのはあくまで結果論にすぎません。幸せそのものは自分で見つけに行こう、答えはいつでも自分の胸にあるから。

それがWSで歌っている「青い鳥をカゴに入れないで自由に飛ばそう」という意味だと考えます。

輝きの正体を知った瞬間にAqoursはこれまでの物語に一区切りをつけましたが、それは同時に次の夢への始まり。その次の夢の物語を紡いでくれるのが劇場版ではないかと僕は思います。

最後に、これは本当に推測の域を脱しませんが、ラブライブ!サンシャイン!!という作品のスタート当初にもう劇場版のタイトルは決まっていて、君ここのPVでの虹の演出や、校舎へ虹の落書き→WSの歌詞で "青い鳥" という流れが全て劇場版への伏線として仕掛けられていたものだとしたら本当に鳥肌ものだと思うんですよ。
というかWSはまだしも、デビューシングルである君ここで描かれている虹はあの段階でそれを単独で解釈するのは困難なのでそうなんじゃないかな…いやそうでしょ!というのが個人的な見解です。
いつかここらへんの真相が明らかになるときが来ることを願っています。


※以下参考にしたWiki

ググってみるとと物語のあらすじやそのメッセージ性など、分かりやすくまとめているサイトもあるので是非ご覧ください。

オズの魔法使い(原作)
オズの魔法使い - Wikipedia


オズの魔法使(ミュージカル映画)

オズの魔法使 - Wikipedia


・青い鳥(原作)

青い鳥 - Wikipedia

 

これからのAqours

『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』キャスト集合写真(後列左から降幡、高槻、小林、鈴木、前列左から斉藤、諏訪、伊波、逢田、小宮)(C) 2019 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!ムービー

というわけで楽曲の感想やら考察やらを綴ってみました。
個人的には童話を絡めた話をメインに書きたかったんですが意外と長くなってしまいました。

自分が小さい頃に読んでいた絵本の物語がまさかこんなところで活きてくるとは思っていなかったし、意外と昔の記憶って残ってるもんだなーとちょっと自分に感心しました。


そして、
物語は
次のステージへ。


千歌たちAqoursがどのような物語を見せてくれるのか。公開されたいくつかのPVを見るだけで本当に色々な想像を掻き立てられます。キャストのみなさんもハンカチの用意を…と言っていたので感動する演出があるのは間違いないでしょう。

やっぱりここまで考えてしまうと早く見たいという気持ちが勝っている自分がいますね…
次回のニコ生で語られるであろう4thライブの感想や年末の紅白歌合戦を見つつ1月4日の公開を楽しみに待ちたいと思います。

想いはひとつに Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~ -2018.11.17,18-

「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th Love Live! ~Sailing to the Sunshine~」ロゴ
あの2日間、全ての人の「ありがとう」という想いが溢れ出した最高の空間にいられたことが嬉しかった。


あの日東京ドームで偉大な先輩の輝く姿を見た瞬間から9人の夢が始まり、メルパルクホールからその一歩を歩み始めたAqoursは遂にその東京ドームにまでたどり着いた。

「誰だって10人目になれる」

そんなキャストとファンの距離の近さ、互いに向けた想いの強さ、Aqoursが大好きだという気持ちの大きさ

こんなにみんなから愛される素晴らしい作品に出逢えたこと、大好きという気持ちをぶつけ合えること、みんなの夢がどんどん大きくなっていくこと


ライブを終えた今この瞬間も、感じている熱い想いはやっぱり本物なんだと実感しています。
虚無感でも喪失感でもなく、紛れもない多幸感で満たされた今。
ライブが終わってこれだけ長い時間こんな感覚に襲われたことは初めてで。


この気持ちは本物だからこそ、その全てを綴りたいとそう思いました。



   

Sailing to the Sunshine

「劇伴曲のオーケストラ生演奏を開催してほしい」

ラブライブ!サンシャイン!!OSTが大好きな僕はかねてから
ずっとこんなことを思っていましたが、まさかこんなに早くしかもAqoursのライブとして実現されるとは夢にも思っていませんでした。

開演直前チューニングの音を聴いたときは「まさか」と思った。
そして登場した加藤達也さん率いる "浦の星交響楽団" の皆さん。

開幕は "Main theme of Lovelive! Sunshine!!" を演奏してくださり、いつものメンバー登場と1曲目への導入を彩ってくれました。

これを聞きながら本当に「やってくれたな」と。
メインスクリーンには加藤さんや交響楽団の皆さんがたまに映し出されるんですが、真剣な表情のなかに時たま笑顔を見せながら演奏してくれたところがまた印象的で、ラブライブならではだなと感じました。

そして個人的に。
2期7話で浦の星女学院の統廃合が決まり、気持ちの整理がつかないままラブライブの決勝に進むべきか否か悩む千歌たちの元に白い羽根が舞い降りていくシーンでは "空も心も晴れるから" が流れました。

しかしここで演奏されたのは "起こそうキセキを!"

起こそうキセキを!

あがこう精いっぱい!

切ないシーンではありますが不思議とこの劇伴曲が本当に映えて…
2期1話でまだ見ぬ未来に向けてあがくことを宣言した千歌たちの姿をそこに見たような気がして非常に印象に残っています。



Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~

Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR

Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~

ライブにおける言わばテーマ曲がサブタイトルとなっていたこれまでのライブ。

しかし今回のサブタイトルはアニメ1期のサウンドトラックのタイトルである "Sailing to the Sunshine"

このサブタイトルはどのように回収するのか、いつものIMで多めに劇伴曲を流したりするのかな…などと考えていた僕の考えを根底から覆してくれて、1曲目の君ここが始まる前から「これ以上のサプライズがまだあるのか?」と既に高揚感を覚えていました。


これまでのライブでは、どんなに感動したり感傷に浸っていても、それをいい意味で「リセット」してくれる幕間アニメの存在がありました。
しかし、今回は楽曲が一段落しても息つく間もなく加藤達也船頭率いる浦の星交響楽団によるエモーショナルな演奏が入ることでそのリセットを阻まれる形となりました。

そのおかげで公演中は身体全体が常に緊張感を持った状態にあり、ノンストップでライブを駆け抜けることができ、どっぷりラブライブ!サンシャイン!!の世界観に浸ることができたと心からそう思いました。


散りばめられたこれまでのライブ

素晴らしいセットリストとオーケストラ付きのIMアニメの演出で1期2期、1st, 2nd, 3rdライブが頭の中を走馬灯のように駆け巡り、そこにはこれまでのAqoursが凝縮されていた。

しかし過去のライブと同じではなく彼女たちは一回りも二回りも成長している。
決して批評しているわけではなく、素人目にもパフォーマンスをする彼女の表情であったりダンスのキレは間違いなく前回よりも成長していることが分かるわけで。

君ここ、ゼロワンで1stライブを思い返し、Hand in Handやダイダイではアニメ1期、学年曲では2ndライブを思い出した。ジングルベルではクリスマスライブ、未熟やミラチケでまた1stの記憶が甦ってきて、WBNW、キセキヒカル、Atpで3rdライブやアニメ2期の感動を思い起こした。

"君のこころは輝いてるかい?"

μ'sがファイナルライブの1曲目にぼらららを歌ったように彼女たちも自らのデビューシングルを歌いあげた。1stライブはLVでの参加だったがあの光景がフラッシュバックして、本当にこれから東京ドームでAqoursがライブをするんだなと感じた瞬間でもあった。

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"青空Jumping Heart"

ラブライブで優勝したAqoursとしてではなく、アニメ1期のOPとして歌われたこの曲。
まだ足掻き始めたばかりの彼女たちを見ている気持ちになった。

 

"決めたよHand in Hand"

PVと同様に制服で披露してくれた。
普段見慣れた姿ではあるけれど、制服姿で踊る姿はやはり新鮮味がありPVの千歌たちとのシンクロが鮮明に見えた。



"Waku-Waku-Week"

ありがとう4thライブ。2ndライブでは名古屋、神戸のみ歌われた1年生曲。
アニメ楽曲やナンバリング楽曲を除けば一番聞きたかった曲。1年生のはちゃめちゃで楽しさ全開なイメージが全面に出ているところが大好きで、キャストの3人が笑顔満点でパフォーマンスする姿と善子たち1年生の姿がやっぱりリンクしていると思います。贔屓目なしに見ても3曲の学年曲のなかで一番キャストとマッチしてるなと感じる曲ですね。
次回は是非あの衣装でお願いします。

 

"聖なる日の祈り"

この曲を聞いたのは昨年のファンミ札幌が最初で最後。
あのときは言わば「決められたメインステージ」でのみパフォーマンスしていたが(クリスマスライブやファンミ沼津も同様)、4thでは想いよの後、メンバー色のカンテラを掲げながら贅沢にもセンターステージへと歩を進めながら披露された。
どこか幻想的な雰囲気の曲調にぴったりですっかり聞き入っていた。

 

"MY舞☆TONIGHT"

再現度の高すぎる衣装と髪型。特に黒澤ダイヤの花魁姿を模した髪型のクオリティには驚かされ、小宮さんの和風な印象も相俟って本当に映えていた。
曲の始まりのカメラワークも健在で花丸の笑顔が印象的だった。何よりサビの流れるような振り付けに合わせて炎が噴き出す演出が追加されていて赤とピンクに染められた会場をより熱くしてくれた。



個人的に1st, 2ndの現地で聴くことのできなかった曲を多く聴けてそれだけでテンションが上がった。
"これまで" のAqoursが全部そこに詰め込まれていて、でも "これから" も想像させてくれるようなとても感慨深いセットリストでした。

 

 

完成した"想いよひとつになれ"

1年生の学年曲で3人の衣装が目に飛び込んできた瞬間から覚悟はしていたけれど、その覚悟と予想はやはり裏切られた。

1stライブ同様、メインステージ上のピアノの横に立ち深々とお辞儀をした桜内梨子逢田梨香子。張り詰めた空気のなか、笑みを浮かべていたことが印象的だった。


メインステージ両端の千歌と曜に力強く目くばせをして曲が始まった。


何十回も聴いたことがある曲なはずなのにその曲には聞き覚えも見覚えもなかった。

イントロを弾き終わる前にピアノから立ち上がった梨子。それでも続くピアノの主旋律。梨子は笑顔で千歌と曜に手を振り、残りの6人も笑顔で手を振りながらセンターステージに集まりだした。

どこかノスタルジックで柔らかいピアノの旋律に吸い寄せられるようにセンターステージに集まり円陣を組む9人。

シュシュを付けた右手を高々と突き上げ、それを胸に捧げるポーズを取りその曲は始まった。


今目の前で何が起きているのか。
曲が始まってからようやく思考が追い付いたがまるでアニメのワンシーンを見たような感覚。

じゃあ、次は9人で歌おうよ!!

全員揃って、ラブライブに!!

Aqoursの8人が "想いよひとつになれ" を披露し梨子のピアノコンクールが終わったあと、曜が梨子に向けて行った一言。

「本当に実現したね」

そうあのときの "彼女たち" に伝えたかった。
あの日、東京ドームで "想いよひとつになれ" が完成したのだから。

 

9人でこの曲を歌うのが夢だったから…

Aqoursのみんなやスタッフさんだったり、"私の帰ってこれる場所" を作ってくれて本当に感謝しています。

フォーメンションけっこう変わって大変だったと思うけど、みんな嫌な顔ひとつしないで練習してくれて…

みなさんも温かく受け入れてくれて本当にありがとうございます。

逢田梨香子

関係ないよ! 伊波杏樹

もともと9人の曲だから! 斉藤朱夏

 フォーメンションが変わって…と逢田さんが言ったときに真っ先にフォローを入れた2人を見てやっぱり離れていても心はひとつな2年生そのものだと感じた。

アニメであの言葉を放った曜と朱夏が "もともと9人の曲" と言った言葉にどれだけの力があったか。このワンシーンだけでも涙が止まらなかった。

 

ほらね本当は 一緒だったよ気持ちはね
想いよひとつになれ

スクリーンに映し出されたアニメPVで曜と千歌が背中合わせに歌うシーンでは梨子はそこにいなかった。でも目の前には曜と千歌の間に梨子がいた。
既に歌詞のなかで伏線が張られていたかのような芸術的な演出。ほらね、やっぱり気持ちは一緒だったでしょ?と千歌と曜が梨子に言葉をかけるように。

ひとりじゃない
想いよひとつになれ

千歌のソロパート。梨子は何かを訴えるような表情で強引に千歌の手を奪うようににぎった。今までの梨子には見られないようなその表情や動作から「やっぱり私も一緒に歌いたい」という強い意志を感じた。

 

ほんとに楽しいね、この曲!

逢田梨香子

1日目は神妙な面持ちだったけれど、2日目にはMCで笑顔も見られた。
9人で完成させた "想いよひとつになれ" は常に真っすぐで正直な「気持ち」と「歌」を届けてくれる桜内梨子逢田梨香子に向けたプレゼントだったのかもしれない。


その歌、船に乗せて

アニメ1期、2期のなかでそれぞれ最後にAqoursが大舞台で歌った "MIRAI TICKET" と "WATER BLUE NEW WORLD"

Aqoursシップという名の船に乗りこの2曲を届けてくれた。
そしてその船が着港した場所で "キセキヒカル" を届けてくれた。

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1日目と2日目でこの部分のセトリを、「この2曲」に変えたことも粋な演出だと感じました。

船が往くよミライへ旅立とう

MIRAI TICKET

まさに今、夢と希望に満ち溢れた船に乗りミライに向かっての船出をし、

次の輝きへと海を渡ろう

『WATER BLUE NEW WORLD』

青一面に染まった輝きという名の海を渡った。
まさに歌詞をパフォーマンスと演出で再現してくれたことに感無量で、何よりいつまでも輝きを追い続ける千歌たちの姿を投射した姿がそこにあった。


"キセキヒカル" が流れ始めたとき、バックネット側から浦の星交響楽団を前方にAqoursシップに乗っているAqoursが映し出される構図が素晴らしく、浦の星交響楽団が奏でる音色に乗せて披露されたその曲の歌詞を、あのとき聞いたよりも明るく前向きなメッセージとしてを受け取ることができた。



"MIRAI TICKET" の歌詞を眺めていて気になったことがあった。


"MIRAI TICKET" 「ヒカリ」「ミライ」

"勇気はどこに?君の胸に!" 「ミライ」

"未来の僕らは知ってるよ" 「ホンキ」「カタチ」

"WATER BLUE NEW WORLD" 「イマ」「ココロ」「セカイ」「トキメキ」「ミライ」

"WONDERFUL STORIES" 「チカラ」「ミライ」「カゴ」「チカラ」

"キセキヒカル" 「ヒカリ」「ユウキ」「ミライ」


曲名の右に羅列した単語は曲中の歌詞でそれぞれカタカナで表記されいるもの。
しかし歌詞をよく見てみると "未来の僕らは知ってるよ" と "勇気はどこに?君の胸に!" では曲名となっている「未来」「勇気」は漢字で表記されている。

これが何を意味するのか。
初めは、まだそれがどのようなモノかはっきりと分かっていない不明瞭な単語、についてカタカナという表記を使って表していると思っていた。
しかしそう捉えると、みら僕と勇君ではまだ「未来」と「勇気」の形がはっきりと分かっていない段階なのにもかかわらず漢字で表記していることになり矛盾が生じる。

ではどういう意図なのか。
答えは深読みする必要なく、案外簡単なものだった。
それはその曲名で一番伝えたいこと、つまり  "その曲では何を言いたいのか"

みんな夢のカタチを探して

泣いたり 笑ったり

未来の僕たちはきっと

答えを持ってるはずだから

ホンキで駆け抜けて!

未来の僕らは知ってるよ

夢の「カタチ」を探しながら、未来に向かって「ホンキ」で駆け抜けて

この瞬間のことが 重なっては消えてく

ココロに刻むんだ WATER BLUE

イマを重ね そして ミライへ向かおう!

『WATER BLUE NEW WORLD』

今この一瞬一瞬は消えていってしまうかもしれないけれど、それでも「イマ」という瞬間を「ココロ」に刻み付けて「ミライ」へ向かおう

心が求める 誇らしさ

走り続けて つかめるミライ

夢が たくさん 夢が たくさん

消えない 夢が…

勇気はどこに?君の胸に!

失敗は何度だってあるけれど何度だって追いかけよう。走り続ければつかめる「ミライ」があるから

そうだね 本当は

持ってたんだよ 僕たちは みんな持ってた

胸に 眠る輝き めざめる前のチカラ

『WONDERFUL STORIES』

夢を駆けてきた僕たちは、眠る輝きとめざめる「チカラ」を持っていた。それに気付かされた

 

「ヒカリ」は輝きを求めていた過ぎ去った時

「ユウキ」は過去から這い上がった物怖じしない心

「ミライ」はこれからも輝き続ける意思と希望


過去と今と未来

全てを合わせるからこそ "キセキがヒカル" のだと。

今だけ輝くんじゃない。過去も輝いていたし、未来も輝くのだと。
"今" を全力であるからそれが "過去" になっても輝いていたと言えるし、
これからも全力であるからこそ、 "未来" も輝いていけると言える。

3rdライブの輝石、4thライブへの軌跡 - Aqours storeis

過去から現在、そして「ミライ」向かって輝きを追い求めるその姿
そしてやはり "キセキヒカル" には全ての楽曲の想いが込められていました。


パッと思い浮かんだ数曲を並べてみても特に「ミライ」という言葉の多さに驚きました。
そしてラブライブ!サンシャイン!!という作品におけるテーマ

「私たち、輝きたい!」

それは願望であり、意志でもあり、「ミライ」でもある。
全力で駆け抜けてきたAqoursの姿を見て、彼女たちならばこの先の未来もこう在るであろう、という作品を通して伝えたい畑亜貴先生のメッセージなのかもしれません。


こうやって改めて歌詞を見てみると色々な発見がありました。
捉え方は人それぞれでそこに答えはないのかもしれませんが、自分で物語の「カタチ」を見つけていくこともまた情趣があります。


Welcome back, Saint Aqours Snow

誰が "Awaken the power" を予想したか。
少なくとも自分は予想はしていなかったし、考えている余裕もなかった。

だからこそ降幡さんが「スペシャルゲストの登場です!」と言ったときの心臓を掴まれたような衝撃は凄かったし、特殊サウンドが流れてセンターステージを上部から刺す光が灯った瞬間の興奮は凄かった。
ルビィと理亞、そしてSaint Aqours Snowが東京ドームという最高の舞台に帰ってきた。

2日間通して最高に盛り上がったのは間違いなくこの曲だし、本当にコールが楽しかった。メットライフドーム、マリンメッセ福岡と、2つの会場で生Atpを聴いたけれど、やっぱり東京ドームの音の反響は凄まじい。正直2つの会場と非にならない歓声で、自分の叫び声すらよく聞こえないほどだった。

Aqoursのみなさん、東京ドーム公演本当におめでとうございます!!

そして、この奇跡に立ち会えているファンのみなさん!!本当におめでとうございます!!

田野アサミ

僕たちファンに向けて「おめでとう」という言葉を投げかけてくれたのは本当に嬉しかったし、あの場でAqoursにおめでとうと言えるのは、やっぱりSaint Snowの2人だけだったと思う。
いつもファン目線で裏方のスタッフさんへの心遣いが素敵な田野さんはやはりファンの気持ちを分かっていてくれていて、それを代弁してくれた。

田野さんも佐藤さんも、東京ドームでSaint Aqours Snowとして歌うことができた喜びで両日感極まった様子だったけれど、Saint Snowがいなかったらあの3rdライブツアーは完成しなかったと思っている。
どこか恐縮したような雰囲気だったけれど、このライブで2人が東京ドームに立つことに異を唱えた人はいないでしょう。むしろ大歓迎だしあの場にいた全員が2人にも温かい拍手を送っていた。


今回は3rdライブのようにSaint Snowが最後に登場することはなかった。
しかしカメラマンさんや衣装さん、照明やファンのみんなに感謝の気持ちを伝えて拍手を送ろう、という伊波さんのMCの中に2人は姿を現した。
Saint Snowの形を踏襲してくれてそこには11人立っていたのだということを示してくれた。
見えない愛の形とはこういうことを言うんだと凄く温かい気持ちになり、それを自然に表現できる伊波さんの姿がとても素敵でした。

3rdライブでSaint Aqours Snowはしばらく見納めだと思っていたのでやっぱりこの形を大切にしてくれているスタッフさんの愛を感じたし、劇場版でも登場するこの2人の活躍にはまだまだ目が離せそうにありません。


いつかまた始まるんだよ

アンコールで続けてパフォーマンスされた "未来の僕らは知ってるよ" と "WONDERFUL STORIES" 。3rdライブと始まりと終わりの曲であるこの2曲は、Thank you, FRIENDS!!の衣装で披露されたことで、より感動を誘う曲になりました。

特に "WONDERFUL STORIES" のCメロでは、3rdライブには無かったサプライズが用意されていました。

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分かった、私が探していた輝き。私たちの輝き

足掻いて足搔いて足掻きまくって、やっと分かった!!

最初からあったんだ…初めて見たあのときから

何もかも一歩一歩

私たちが過ごした時間の全てが、それが輝きだったんだ…

探していた私たちの輝きだったんだ…!!

高海千歌が知った輝きの正体

3rdライブでこの部分を含めて披露されても、それは "彼女たちAqours" の物語として最後を締めくくるにふさわしい演出になったでしょう。

しかし4thライブでこの一節が歌われた意味

いつかまた始まるんだよ

次の DREAMING DAYS

『WONDERFUL STORIES』

3rdライブにおけるこの曲は
「千歌たちAqoursの物語が節目を迎え、また新たに夢が始まろうとしている」

4thライブにおけるこの曲は
「伊波さんたちAqoursキャストの夢が形になり、また次の夢へと歩み始める」


僕はこう捉えました
千歌たちAqoursの夢を現実の世界で実現させることができるのは彼女たちしかいない。だから "彼女たち" と彼女たちの夢が叶ってこそまた次の夢が始まる。そう感じました。
3rdライブではまだ彼女たちの夢はまだ夢半ばだった。でも千歌たちの後を追うように彼女たちも夢を形にすることができた。

伊波さんが千歌に「分かったよ」と語りかけるようにこの台詞を言ったと考えると、より自然にこの言葉が入ってきました。改めて "WONDERFUL STORIES" のメッセージ性の強さ、そして終わりと始まりを歌うに相応しい曲だと感じました。


それぞれの決意の形

有形の決意と無形の決意

想いは同じでもその表現方法は十人十色

自分たちの夢が始まった舞台でライブを行ったからこそ、東京ドームという最高の晴れ舞台を自分の愛するキャラクターの色で染めることができなかった悔しさがあるからこそ、小林愛香高槻かなこは4thシングルのセンター宣言という形で 自らの "夢" を口にした。

同じ想いを胸に秘める鈴木愛奈は某雑誌でセンター宣言と似たことを語ってくれた。
でも何よりもあの場所ではファンと家族に対する "ありがとう" の気持ちが真っ先に出てくるところが鈴木愛奈らしくて、本当にいい子だなと愛おしく感じた。
口に出すか出さないか、それ自体は大きな問題ではない。彼女も2人と想いは同じだったとを知ることができた。

3rdライブ福岡公演でも高槻さんはセンター宣言をしていたが、それは3rdライブツアーで初披露となったソロ曲を、大阪公演では完璧に歌うことができなかったことに対する花丸への贖罪の想いもあったのだと思った。だから今回の4thでの発言とは全くの別物であると察した。


詰まるところ、この3人はAqoursというグループにおいて、現時点でアニメ楽曲やナンバリング楽曲で明確にセンター、ダブルセンターを飾ったことが無く、かつ会場紙面問わず宣言をした3人ということ。

特にHPTの総選挙で2位、3位だった2人は心の底から悔しいと思ったに違いないでしょう。

そしてあの宣言はファンだけではなく、善子と花丸に向けた宣言でもあったのだと。
特に天を仰ぎ花丸に呼びかけていた高槻さんを見てそう思った。

夢は声に出せば叶う! 今までそうやってたくさん叶えてきたよね?

だからみんなも叶えたい "夢" を声に出して、私たちにぶつけて!!

それが "みんなで叶える物語" だから!!!

高槻かなこ

この言葉で胸のつっかえが取れたというか、やっぱりファンにも想いを全力でぶつけてきてほしいという高槻さんなりの考え、表現方法だったのかもしれない。

ホンキをぶつけたら  叶うんじゃないかな…夢!
未来の僕らは知ってるよ

当たり前のことに聞こえるかもしれないけれど、それを本当に言葉にする勇気と覚悟は並大抵のものではない、だから本当に痺れた。

真っすぐで、それでも満面の笑みで堂々と宣言した高槻さん。 こういったストレートな発言は他のキャストから聞いたことがなかったので、正直最初は面食らいました。 でも自分が愛するキャラクターをセンターに立たせてあげたいという気持ちは恐らく誰しもが思っていること。それを自らの口から発してくれたことに対して、僕は少しばかり安堵し喜びも感じました。

3rdライブの輝石、4thライブへの軌跡 - Aqours storeis

 3rdライブで "MIRACLE WAVE" という楽曲を通して「本気」と「本音」でファンにぶつかってきてくれた最高にカッコよかった伊波さん。

東京ドームという大舞台で自らが演じるキャラクターのセンター曲に歌えたことと、それに対する並々ならぬ想いを高ぶった感情を抑えきれずに語ってくれた諏訪さん。

 良きチームメイトであり良きライバル。この3rdライブでより絆が深まったAqoursだからこそ、本音でぶつかっていける仲なのだと再確認させてくれた瞬間でもありました。

3rdライブの輝石、4thライブへの軌跡 - Aqours storeis

あの3rdライブを経て本気をぶつけることへ覚悟を持ったAqoursは、 また一歩先の未来へ歩みを始めた。

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3rdライブ福岡公演後に彼女のブログに綴られた言葉

今までどんな場面でも明るく、涙こそあれ気丈に振る舞っていた小林愛香さんが唯一見せた弱い部分。
普段口下手でシンプルな言葉のMCが多いなか、小林さんはAqoursとファンへの感謝の気持ちを伝え終わった後、はっきりと "夢" を言葉にしてくれた。


ヨハネが大好きで大好きでたまらない彼女が


会場でこの宣言を聞いたとき、僕は彼女の綴ったこの言葉が頭をよぎって胸が締め付けられる想いだった。初めは彼女の顔を直視できなかった。

でも彼女は笑顔で宣言してくれた。リトルデーモンに想いを届けてくれた。
僕はそれだけでも十分だったけれどやっぱり応援していきたいと心から思った。

それは "これまで" と "あの場所" で小林愛香の言葉に胸を打たれたからだけではなく、やっぱり津島善子小林愛香が大好きだから。

プライベートでも大の仲良しな1年生組

"Waku-Waku-Week" を本当に楽しそうに踊っていたこと、きんちゃんがセンター宣言をしたときあいきゃんが戦うようなポーズをしていたこと、Thank you, FRIENDS!!を歌い終えてステージの端々に挨拶をしにいくとき一緒に競争していたこと、ダブルアンコールでふりりんが号泣していたときもずっときんちゃんとあいきゃんが優しく肩を添えていたこと

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あいきゃんも言っていたし、それをライブで体現してくれた。
気が置けない仲だからこそ、本気でぶつかり合える最高の仲間。


未来は誰にも分からないけれど、それぞれの素晴らしい決意の形を垣間見ることができた瞬間だった。


Thank you, FRIENDS!!

Thank you my friends

Eternal friends

『Thank you, FRIENDS!!』

Aqoursの9人はその瞬間だけ観客に背を向け、スクリーンに映し出された"Aqours"の9人に向かってこの歌、この歌詞を届けた。

ルビィはずっとあなたのそばにいます!

降幡愛

最後の挨拶で降幡さんが放った言葉を反芻して心が震えた。
誰よりも "Aqours" のそばにいる9人はその瞬間だけ演者として "彼女たち" に心からの想いを伝えた。

 

様々なメディアでキャストの皆が口を揃えて言っていた

”大切な人へ感謝の気持ちを伝える曲”

3rdライブの輝石、4thライブへの軌跡 - Aqours storeis

それが "Thank you, FRIENDS!!" という曲のなかで、はっきりとした形で表してくれたことへの感動が込み上げてきた。
本当に歌詞のひとつひとつが「ありがとう」という言葉の枕詞になっているし、叶えた夢の数は数えきれないし、やっぱり伝えられるのは熱い想いしかない。
誰かも言ってたけれど本当に「ありがとう」以上の言葉があればいいのにと何度も思った。
でも伝えたいのはやっぱりこの言葉だから、僕はいつも彼女たちが最後の挨拶で「ありがとうございました」と言った後に「ありがとう」と全力で叫んでいる。

感謝の気持ちは言葉にしなくても伝わるかもしれないけれど、それを言葉にすれば形あるものとしてきっと伝わる。それは間違いないとこの曲を歌って思ったし、これからも感謝の言葉を伝え続けていきたいと思った。


ありがとう

アンコールが終わっても鳴りやまないAqoursコール

"Thank you, FRIENDS!!" を歌ってどこかしんみりしたけれど、鈴木愛奈が言った

「笑顔でありがとうって伝えたい」

その言葉を聞いたから、アンコールが終わって伊波さんの上に突き出した右手の "L" の指先が見えなくなってから数分は本当に楽しかったという気持ち、ありがとうという気持ちで溢れてた。
だからこそファンのAqoursコールは鳴りやまなかった。

その想いはAqoursも同じだったから彼女たちは再び飛び出してきてくれたのかもしれない。

笑顔で終わりたいと言ってステージを後にした "彼女たち" は今度は彼女たち自身として、僕たちにありがとうを伝えに来てくれた。
今まで見たことのない驚いた表情をしていた伊波さん、号泣する降幡さん、鈴木さん、逢田さん

珍しく言葉が出てこない伊波さんやみんなの表情を見て、やっぱり今この瞬間は彼女たちなんだとすぐに分かった。

もう1回「ありがとう」を伝えたくて出てきちゃいました!

伊波杏樹

どこか茶目っ気を含んだ言い回しで場を和ませてくれた伊波さん

みんなが呼んでくれたから…

降幡愛

感動のあまり号泣して声にならない声を絞り出してくれた降幡さん

一人一人の声は小さいけれどこれだけの人が集まったらこんなに…割れんばかりの歓声になるんだなって!

諏訪ななか

目に涙を浮かべながら興奮気味に語ってくれた諏訪さん

いつもありがとうを伝えたいのはこっちなのに。

だから伊波さんがイヤモニとマイクを外して9人が東京ドームに肉声で「ありがとうございました」という言葉を響かせてくれた瞬間が何よりも嬉しかった。


「もう1回だ!もう1回伝えるからなぁー!!」


BGMで流れていた "Thank you, FRIENDS!!" が止まり、東京ドームが一瞬で水を打ったような静けさになり、5.5万人の東京ドームに一瞬の、でも数秒にさえ感じられた静寂が訪れた。


そして1回目よりもはっきりと聞こえたAqours9人の "声"


あの声は2日間に聞いたどの声よりも心に響いたし、決して近くはなかったけれど9人の姿が本当に大きく見えた。

9人の生の声を聞いたことで僕たちの声や想いはいつもしっかり伝わっているんだと確信が持てた。
それが嬉しかったしあの瞬間が4thライブの全てだったと言っても過言ではないと思った。

そして彼女たちは「また東京ドームに戻ってくる」と宣言してくれた。
この東京ドームを新たなスタート地点としてくれた。

東京ドームは終わりの場所じゃない、始まりの場所でもあるんだ!
そう千歌たちに教えてもらえた気さえした。

終わりの場所は同時に新たな始まりの場所でもある。

素敵な出逢いと感動と夢を見せてくれる東京ドームはやっぱり不思議な力を持っていて、Aqoursというチームはまだまだこれからなのだと感じました。



Over the Rainbow -輝きのその先へ-

"夢は叶えてまたはじまる"

この言葉はG'sのレポートのタイトルですが本当に素敵なキャッチフレーズだと思いました。


国府津海岸でμ'sは "終わり" を決意し、Aqoursは "始まり" を決意した
東京ドームでμ'sは "これまで" を記し、Aqoursは "これから" を記した


ラブライブ!という作品において終わりと始まりは同じところにあるということに改めて気付かされました。

東京ドームなんて大きな舞台、私たちには畏れ多いし立てるわけないと思ってた。

でも2年半という月日が経って、 "あのとき" 見たときよりも少し小さく感じたんです。それは私たちが色んなライブを経験して大きくなったからかな。

逢田梨香子

謙虚な言葉だったけれど "あのとき" から成長したという実感と確かな自信をキャストのみんなも感じてくれていた。
"Aqours" とAqoursがその物語に一区切りをつけた姿は何よりも美しく何よりも輝いていた。

やってきてよかったなぁー!!

伊波杏樹

僕から言わせてもらえば「応援していてよかった」の一言に尽きる。
こんなに一つのコンテンツを好きになって応援したことは初めてだし、これは少しおこがましいけれどファンと一緒にストーリーを築き上げていけることにいつも喜びを感じています。

いつも大好きという声を届けてくれるみなさんのおかげです!

私たち9人の口からお知らせしたかったので改めて発表させていただきました。

本当に本当にありがとうございます!!

伊波杏樹

良い言葉が見つからないけれど「みんなで成長していく」という表現がしっくりくるかもしれない。そう伊波さんの言葉を聞いて思った。
あの場で改めて紅白出場の発表をしてくれて感謝の気持ちを直接伝えてくれた。あの瞬間があったから「Aqours応援していてよかったな」って思ったし、「凄いところまで来たな」と実感した。Aqoursの成長に感化されるように「こっちも頑張らなくちゃな」という活力が湧いてきた。
そしてAqoursはまだまだ終わりじゃないしこれからも楽しいことがたくさん待っている。東京ドームにまた戻ってきてくれると宣言もしてくれた。


改めて4thライブを振り返ってみると本当に映画を見ていたかのような素晴らしいストーリーで魅せられた印象が強く、そこには確かな絆がありました。Aqoursというグループは大きな存在になってしまったけれどやっぱりファンとの距離感が近くて、世界中のファン、スタッフ、裏方さん、もう色んな人から愛されてる作品だと心からそう感じました。

Aqoursはまた次の夢に向かって走り出す。
いつだって全力で輝いている彼女たちのその真っすぐな視線は、確かに遠い虹のその先の輝きを見据えていました。




Thank you, Aqours!!



 

 

3rdライブの輝石、4thライブへの軌跡

遡ること約4か月。7月7日(土)、8日(日)にマリンメッセ福岡で開催された
Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~”福岡公演に両日現地で参加してきました。

4ヶ月前の話でしょ?何を今更……
待ってください、その気持ち凄く分かります。でもそれを一番思ってるの僕なんで…
福岡公演終わって1ヶ月くらい経ってもなかなか書く踏ん切りがつかなくて…

 
あと3rdライブツアーが幕を下ろしたあとに、B.L.TやらMy Girlやら声優アニメディアやらで3rdライブについてのインタビューが掲載されるということだったので、改めて3rdライブを終えたキャストの想いを噛みしめつつ書きたいなぁなんて思っていたんですけど(言い訳)、気がついたらこんなに時間が経ってました。
それでもあのときの感動と興奮は忘れていないです(ちゃんとメモも取ってたし)

http://gs.dengeki.com/ss/gs/uploads/2018/07/W6_1361.jpg


この3rdライブはAqoursとして1つの ”集大成” を見せてくれたと感じました。


3rd埼玉公演のときにも感じたことですが、やはりアニメの流れに沿ったライブというのはまるで自分たちが2.5次元のいるような感覚で…
この3rdライブの終着点である福岡公演。特にキャストの皆さんが最後のMCで語ってくれた想いや決意には本当に胸が熱くなりました。


こういった経緯もあって今回はブログの趣旨を少し変えようかと。
いつもは日付を分けたりセトリの時系列に沿って楽曲の感想をみっちり書いていますが、セトリもほぼ変わらなかったということで直接的な曲の感想は書きません。


ライブ前、ライブ中、ライブ後に彼女たちがあのとき、あの場所で感じた想いを語ってくれた”言葉”を自分なりの言葉で紡いでいきたいと思います。楽曲の感想だけ見たいという方は埼玉公演のブログをご覧ください。

loveliveforever.hatenadiary.jp


そして題名にも入っていますが、もう約3週間後に迫った4thライブへの想いも少し書けたら…なんて思います。

最後に、いつもエモさと興奮で文章が頭悪くなることがありますが、以降そうならないように先にこれだけは言わせてください。









勇君のトロッコであいきゃんがゼロ距離で死んだ


 




 

ではどうぞ。


   

3rdライブ最終公演、開幕

思い返せば、福岡公演は九州北部豪雨で福岡を含めてかなりの被害が出ている状況。このような状況でライブを開催していいのか、僕たちは何食わぬ顔で参加していいのか……運営やキャスト、ライバーが色々と考えさせられた日でもありました。

初日(7日)の朝、無事開催されるとの通達が公式から発表されましたが、Twitterを見ていると関西地方からの陸路が完全に遮断されてしまい参加できないという方を多く見かけました。その人たちの分まで!とは言いませんが、ライブが開催される以上、参加するからには思いっきり楽しんでやろうと思いました。

1stライブからまだ1年半、ライブ以外にもテレビやラジオ出演を通してどこか手の届かないところまで行ってしまうのではないかと思わせるほどのAqoursの快進撃。
月並みの言葉になるけれど、この3rdライブで改めてAqoursの大きさと凄さを知った気がしました。
 

伊波杏樹さんの「本気」と「本音」

『千歌、跳んだぞ!』は成功したら必ず叫ぼうと思ってました。

伊波杏樹

3rdライブと言えば?と聞けば恐らく誰もが口を揃えて語るであろう伊波さんのMIRACLE WAVEでのバク転。全6公演、無事に、そして完璧に、高海千歌として跳んでくれました。

本当はバク転が成功して、すぐに駆け寄っていきたいぐらいの気持ちでした。
きっとメンバーみんなが同じ気持ちだったと思います。

諏訪ななか

伊波さんと諏訪さん、否、千歌と果南が抱き合って泣きじゃくるシーンも本当に胸が熱くなりました。
もちろん伊波さん以外のドルフィンや弾ける笑顔で踊った姿もカッコよかった。


「千歌、跳んだぞ!」は埼玉公演の初日から伊波さんが毎回叫んでくれた言葉。僕はこの言葉を、伊波さんが ”「千歌」として跳んだ"、ことを叫んだという意味で受け取っていました。

千歌ちゃんに成功した喜びを伝えたいと思っていたし、彼女と私の中で会話をしているような言葉を叫びたいと思っていて。
あの言葉は千歌ちゃんに向けたものであり、彼女を演じている自分自身に向けたものでもあるんです。

伊波杏樹

鳥肌が立った。
毎回叫ぶときに上を見上げながらまるで空に誰かがいるかのように叫んでいたのは、跳んだぞ!という言葉を精一杯千歌に届けようとしていたから…
そう考えると、この3rdライブでさらにキャラとのシンクロ率の高さを見せてくれたAqoursメンバーですが、しかしそこにも良い意味で

”自分とキャラを割り切っている瞬間”

があり、心を通わせながらライブを楽しんでいるんだなと感じ、そこに確かな絆を感じました。

普段は絶対に思わないんだけど、今日はほんの少しだけ怖いと思っていました。

伊波杏樹

 福岡公演の最後のMCで伊波さんが語ってくれた紛れもない「本音」。それでも笑顔だったのがとても印象的でした。
この言葉を聞けて僕もどこか肩の荷が下りて凄く安心したのを覚えています。「怖い」ということを正直伝えてくれたことが何よりも嬉しかった。

「伊波さんだって緊張するんだ。怖いって思うんだ」

どこかに「伊波さんならきっとやってくれる」と思っている部分があって、でも毎回成功するのが当たり前なはずはなく。
しかし、「怖い」という素直で率直な想いを聞くことができて、伊波さんも一人の人間なんだ…と改めて思いました。

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千歌ちゃんが跳んでいる以上、私も跳ばないわけにはいかない。でもやるからには絶対にメンバーを不安にさせたり、悲しい顔をさせたくないという気持ちも強くあった。
メンバーと千歌ちゃんの喜ぶ顔が見たくて挑戦した。

伊波杏樹

ライブツアー中は決して多くは語られなかったリハーサルなどの舞台裏ですが、田野さんやあいきゃんが語った  ”影の努力家” を僕たち観客、ひいてはメンバーに対しても貫き、ハードルの高いパフォーマンスに「本気」でぶつかった伊波さん。

埼玉公演2日目では少しよろけてしまったことを本当に、心の底から悔しがる姿と零れ落ちた涙を見て、彼女がどれだけ本気だったかを知りました。

このツアーを通して、彼女のパフォーマンスを見て、Aqoursのリーダーの言葉を聞いて、伊波さんだけではなくAqoursのメンバーは常に挑戦して、成長し続けているのだと肌で感じました。


溢れ出るキャラクター愛

私はとにかくヨハネを好きになってもらいたい。ヨハネの魅力を感じてほしいという思いを詰め込みました。
小林愛香

 函館UCではスクリーンの演出で念願の漆黒の翼を身に纏い、今回3rdライブの ”in this unstable world” では衣装、立ち振る舞い、オーラ、その全てが間違いなく津島善子(ヨハネ)であったあいきゃん。ニコ生、浦ラジでもたくさん語ってくれましたが、普段から自分の身に着けるものをヨハネに寄せるなど、人一倍自分の演じるキャラクターを愛しているあいきゃんにとってヨハネのソロ曲を歌うということは、言わば「自分を表現する」こと。

いつもはヨハネ!とツッコミを入れているけれど、もちろん善子である部分も知って、好きでいて、その狭間で葛藤する ”津島善子” という1人の少女が大好きで。
そんな彼女が”彼女”を演じたあの曲は最高にカッコよかったし、ヨハネならこうかな?どんなパフォーマンスだったらヨハネが喜んでくれるだろう?と、”彼女” のことを考えながら後日談を語っていたあいきゃんが本当に嬉しそうで…
そんなヨハネ愛に溢れるあいきゃんが僕は大好きです。


梨子ちゃんのピンクのソロ衣装を着るのは私の夢でした!

逢田梨香子

アニメ1期で梨子が着ていたピアノコンクールの衣装を身に纏ってPianoforte Monologueを歌唱した逢田さん。
実際のところピアノの弾いて…という案もあったそうですが、スクリーンの演出に合わせてピアノを弾くような振り付けはとても華麗で、やっぱり逢田さんの訴えかける表情をしながら歌う姿には目を奪われて、お淑やかな梨子そのものだなと感じました。


ソロ曲は曜ちゃんらしく
全パワーを使い切る気持ちで挑みました。

斉藤朱夏

”「ある人」を応援している曲”
と言いつつもやはり他のメンバー全員に向けた曲であることが曲中に振り付けからも十二分に伝わってきました。全員分は確認出来なかったけれど、お花のポーズやヨハネのギランなど要所要所に散りばめられていて、ステージ上を駆け回る姿は曜そのものでした。


1日しかライブに来られず別の日のソロを聴けなかった方にも、残りのメンバーの影を感じてもらえたらなという思いもありました。

斉藤朱夏

本当ファン冥利に尽きますね。どこまでもファンのことを考えてくれて…

いつも「素」の姿を見せて思いっきりはじけて楽しんでいる朱夏がこういうことを語ってくれると、なんというかギャップで胸熱ですね。


ルビィに恋心を教えてくれてありがとう!!
みんな、だーいすき!

降幡愛

ソロ曲のラスサビ前に降幡さんが言った言葉。

もともと考えていた言葉かアドリブだったのか。そんなことは関係ない。
ただ降幡さんは紛れもない "ルビィ" として感じたことをそのまま言葉で伝えてくれた。

宝箱から出てくる演出、ルビィらしい可愛さ満点の衣装を身に纏い、トロッコに乗ってステージを1周した降幡さん。
インタビューでも触れてくれましたが、観客との近さに興奮してはしゃいでいる姿は本当にルビィで、その笑顔が本当に眩しかった。


最高のライバル、最高の仲間

実はSaint Snowラブライブ予選で最後まで歌いきれなかった曲があって。
皆さんの前でどうしてもそれを披露させてもらいたくて…
佐藤日向

このツアーファイナルで私たちの願いを叶えてくれますか!?

田野アサミ

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次の瞬間メインステージでは ”DROPOUT⁉" が披露されていた。


Saint Aqours Snowの11人が "Awaken the power" を歌い終え、Saint Snowの2人によるいつもの最高なMCが終わり、さあ次、と思った矢先である。
驚いたのはもちろん、佐藤さんの言葉による曲への導入が本当に最高だった。

ラブライブ予選では最後まで歌いきれなかった」

佐藤日向であり鹿角理亞、田野アサミであり鹿角聖良。
アニメ2期9話で ”彼女たち” が感じた辛さや痛みは間違いなく彼女たちも感じているはず。そんな気持ちが2人の涙ぐんだMCから伝わってきました。

このときの会場の熱気は本当に最高で、2人とも最高にカッコよかった。


1期ではAqoursの対極として、まさに「勝ちに拘る本格派スクールアイドル」のような描かれ方をしていましたが、2期では函館回で1年生組を中心に心の距離をグッと近づけ、何か大物アイドルの素顔を垣間見た…そんな感じがしました。

勝ちに拘るのは遊びではなく本気である証、そして誰のためのラブライブ!なのか。

昔、姉さまと雪の日に一緒に探したの。
2人でスクールアイドルになるって決めたあの瞬間から…

雪の結晶を、Saint Snowのシンボルにしようって

理亞に言わせれば、それは紛れもなく姉聖良と、スクールアイドルとして雪の結晶のようにキラキラと輝くため。

理亞は昔から恥ずかしがり屋で、誰ともなかなか話せなかったんですよ

二人とももうすっかり大人ですわね

はい

聖良の想いはアニメではあまり語られてはいませんでしたが、千歌やダイヤとのやり取り、そして何より常に柔らかな表情で理亞を見守っている描写からその想いは伝わってきます。
大好きな妹と同じ舞台に立って輝く。でもそれは最後の最後で叶わなかった…


しかし時は流れ、この福岡という舞台で用意された最高のステージ


”彼女たち” はAqoursと出会い、その方向性や感性の違いから最初は戸惑い、軽蔑し、葛藤もしました。しかしゆっくりと時間をかけながらAqoursという存在、その進む道を理解し、そして互いに認め合いました。

良きライバル、そして同じスクールアイドルの最高の仲間として

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祝福しましょう、二人の大きな羽ばたきに…

沼津と函館。遠い地で活動するの2つのスクールアイドルが出会った奇跡、生まれた絆と歌。それを生み出したのは姉妹愛、そして何よりもスクールアイドルへの熱い想いだったのでしょう。


そして最後の最後に伊波さんは言ってくれました。

これからも
ラブライブ!サンシャイン!!AqoursSaint Aqours Snow、沼津を
よろしくお願いします!

伊波杏樹

まだまだAqoursSaint Snow、そしてSaint Aqours Snowの物語は続いてくのだと

 


確固たる決意とAqoursとしてのプライド

"一生懸命" は、ヨハネと出会ってからその言葉の重さと強さを知ったなって。

小林愛香

常に努力を怠らない、そして向上心を持っているあいきゃんから出た予想外の言葉。

彼女って本当にすべてが一生懸命で、魔法とか存在するかも分からない存在を信じているところも一生懸命だし、自分の普通の部分を隠そうとするところも一生懸命。
彼女を見ていると私が今まで一生懸命やってきたことって一生懸命じゃなかったんだな……とまで思わされるんです。

小林愛香

ヨハネと出会ったことで自らのこれまでの道を見つめ直したあいきゃん。
この言葉が載っていたインタビュー記事では、他にも自分のことを「まだまだダメだ」と叱咤している部分が見受けられました。

"人の振り見て我が振り直せ"

僕から見れば、いや誰から見たって、いつだってあいきゃんは全力です。悪いところなんてもちろんないですけれど、やっぱりヨハネを愛しているからこそ、もっと近づきたい思うからこそ、これは自分を奮い立たせるための決意の言葉であり、「向上心」の表れのかなと感じました。


 

ラブライブ!』という大きなタイトルを背負ってスタートしたときは、やっぱりプレッシャーもありましたけど、それをはねのけてきたという経験が力になって、大きく成長してこられました。
これからも "うちらAqoursはすごいんだ!" というステージを見せていきたいです!

高槻かなこ

こんな言い方したら失礼ですけれど、高槻さんはあまりプレッシャーとか感じない人かなあと思っています。しかし初めの大きな一歩を踏み出した当時は、それは一言では言えないようなプレッシャーを感じたに違いありません。

しかしそれをはねのけるだけの経験をしたことで、自信を持って言える言葉が

「うちらAqoursはすごいんだ!」

であると。


 

いつか花丸ちゃんと一緒にセンターに立ちたいし
もっと一緒に走っていきたいなって思っています。

高槻かなこ

2日目最後のMC。真っすぐで、それでも満面の笑みで堂々と宣言した高槻さん。
こういったストレートな発言は他のキャストから聞いたことがなかったので、正直最初は面食らいました。
でも自分が愛するキャラクターをセンターに立たせてあげたいという気持ちは恐らく誰しもが思っていること。それを自らの口から発してくれたことに対して、僕は少しばかり安堵し喜びも感じました。
良きチームメイトであり良きライバル。この3rdライブでより絆が深まったAqoursだからこそ、本音でぶつかっていける仲なのだと再確認させてくれた瞬間でもありました。


今後もたくさん辛いこととか、色んなこと言われたりするかもしれないけど、ここにいる皆がいつだって一緒に着いてきてくれるから、何だって頑張れると思います。

逢田梨香子

ライブの感想を一通り喜びの表情で語った後、少し神妙な面持ちで語り始めた逢田さん。「色んなこと」、こういった言葉を使わせてしまったのは僕たちファンにも責任の一端があることは間違いないでしょう。

しかし、それでも「皆が一緒に着いてきてくれるから」という言葉を使ってくれた。
何だって頑張れると言い切ってくれた。この人はどこまでもファンを信じてくれている。


これからファンミとか4thライブとか劇場版とか、色んなことが駆け足で待ってるけど、Aqoursはまだまだこれで終わりじゃないから…
まだ皆とやりたいことたくさんあるんだよ!もっともっと一緒にいたい!

逢田梨香子

そう、Aqoursはまだまだこれから。
駆け足すぎていつ終わってしまうんだろう?という後ろ向きな考えになりがちだけれど逢田さんは前を向いている。
もちろんファンだってAqoursとやりたいことはたくさんあるんだと。


アニメーションに声を当てて、ステージで歌って踊る作品とのリンク感はどこにも負けない自負があります。

負けたくないという気持ちもありますし、そのプライドはこれからもしっかり持ってやっていきたいですね。

小宮有紗

普段は少し寡黙なイメージがありますが(メイキング映像など)、本人曰くそのときは集中しているからとのこと。しかし彼女が内に秘める負けず嫌いなところや、自分の為すことへのプライドは並々ならないということが様々な記事を読んで伝わってきました。

それは彼女が以前から女優としても活動していることにも起因するかもしれません。
女優は声優とは違い顔を出して体全体で演技を行う仕事、しかし声優は「声だけ」でキャラクターに命を吹き込む仕事。

その壁をぶち破ったラブライブ!というコンテンツ。

2次元から飛び出したキャラクターが声優とシンクロしてまるでその場にキャラクターがいるかのような臨場感溢れる歌やダンスを披露する…
女優という仕事をしてきたからこそ、自分が声で演じている "黒澤ダイヤ" を小宮有紗という体を使って表現することに関しては新たな挑戦。その挑戦に対して自分の体で完璧にダイヤを演じようとする彼女の決意が感じ取れました。


自分でやるって決めたらやります!やらないで後悔するのは絶対イヤなので。
やって失敗した方が諦めがつくかなって。
あとやりたいことは口に出すようにしています。

小宮有紗

自分がダイヤとともに行ってきた演技に対する自信

やらない後悔よりもやる後悔

どこにも負けたくない

その意思の固さと強さはまさに "硬度十" の黒澤ダイヤそのものだと感じました。




演出と絆で紡がれた輝きの物語

歌にしても振付にしても、皆さんが現実に引き戻される瞬間をなくしたいと考えていて、そこにはこだわるようにしました。

小宮有紗

まさに実現してくれた2.5次元。埼玉公演の "WATER BLUE NEW WORLD" と "青空Jumpping Heat" を聞いて感じた

ラブライブ!決勝のステージに観客として自分がそこにいるかのような感覚』

IMが3回、そしてアニメ12.5話が要所にあったから尚更そう感じました。


不安をはねのけられたのはみんなで成長したから

見せ方や演出、私たちのパフォーマンス力、それらがどんどん変わってどんどん成長しています。毎回見どころが全然違うのがAqoursの凄さだと思います。

諏訪ななか

BDを買って何度も1stライブや2ndライブの映像を見ていますが、諏訪さんの言う通り、間違いなく演出やパフォーマンスは進化し続けています。
でもそれはもちろん1stライブが良くない、と言っているわけではなく。

1stライブでは初々しさや緊張感が凄く伝わってきて、とにかく全力で走り切ったライブ。
2ndライブではより進化したパフォーマンスで何よりキャストが楽しんだお祭りのようなライブ。
そして3rdはやはりキャラクターとのシンクロと演出で魅せたライブだと言えます。

「毎回見どころが全然違う」
とはそういうことなのかな、と自分で解釈しましたし、それそれのライブにやはりテーマというか、コンセプトってあると思うんですよね。
それをキャストの細かい動きとか、言葉とかで見つけるのって凄く楽しいんですよ。


キラキラしているけど、リアルなのが私たちの魅力

高槻かなこ

朱夏とタイマンを張れる程常に「素」の姿を見せてくれる高槻さん。
高槻さん自身もオタクだから "こちら側" のこともよく分かっていて。

「お花丸してる人をいつも探して、指さして手を振っている」

そんなキラキラして手の届かないようだけど、どこか等身大で茶目っ気のあるアイドルが高槻さん含め、Aqoursの魅力だと改めて感じました。

 

私は黒澤ルビィと出会って、声を担当することになってからルビィの魅力をあんまりうまく伝えきれてなくて…まあそんな風に思ってたんですよ。

でも大阪1日目の "Awaken the power" でルビィの色をたくさん振ってくれたのを見てなんだか凄く勇気をもらえました。
本当にありがとうございます!

降幡愛

僕も度々触れていますが、降幡さんはいつもライブで『ルビィと向き合っている自分』について語ってくれます。
福岡1日目のMCではメンバー号泣しながらもAqoursメンバー1人1人に胸に秘めた感謝の気持ちを伝え、Aqoursとの絆をより感じた場面でした。
そして2日目、姉妹曲の "Awaken the power" で黒澤ルビィとして踊って歌い、ルビィと一緒に見たあの景色が降幡さんに勇気を与えたのかもしれません。
僕から見たら、降幡さんのルビィ愛がとてつもなく大きいことはライブなどを通じてビシビシ伝わってきますが、本人の納得いく ”黒澤ルビィ” という存在はさらに高みにあるようです。


無数の羽根が待っている中で、皆さんのペンライトがわき上がるように揺れているのが見えて。

それを見たときは感動して涙が出てきました。

逢田梨香子

そして3rdライブの演出を語る上で欠かせない "WATER BLUE NEW WORLD"
逢田さんは本番は余韻に浸る余韻が無く、後から映像を見たそうですが、思い返すだけで涙が出てきそうになるのは同じですね。

サビでは羽根が舞う中、センターステージから放たれるレーザー

メインステージで各ソロパート毎にメンバーカラーに灯る光

大阪公演後CDTVでもテレビ初披露されましたが、カメラマンさんやスイッチャーさんの努力を知ることもでき、まさに3rdライブでの「シンクロ」を代表する曲だったと思います。

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私たちは輝き続けます! 輝きを追い求め続けます!
それにはみんなが必要です。

みんな着いてきてくれるかぁー!!
一緒に輝いてくれるかぁー!!

…その言葉は私たちを何よりも輝かせてくれます。
ありがとう!

伊波杏樹

Aqoursが輝くにはファンの輝きが必要、でもそのファンの輝きを見てさらにAqoursもどんどん輝いていって…

相乗効果じゃないですけれど、ラブライブ!にはそういうことができるパワーがありますよね。
どちらの輝きが欠けてもいけない。キャストが全力なんだからこっちも全力で応援してやる…!みたいな。


ていうかさ、今日みんなの熱気と愛が大きすぎてウッ!!ってなったんだよね!

なんていうか『おまえら vs. あたし』みたいな?(笑)

斉藤朱夏

 まさに朱夏の言ったとおり。愛と思いやりの強さの勝負。負けるわけにはいかない。


 

今日私たちに会いに来てくれたみんな!LVの全世界のみんな!、この会場にいる全てのみんなに大きな拍手をお願いします!!

みんなのその愛と思いやりと優しさが大好きです。

伊波杏樹

本当にこの拍手でAqoursとファンと、会場が一体になった気がして嬉しさと感動と色んな感情がぐちゃぐちゃになった。
あのときあの会場にいて、互いを称賛の拍手を送れたことが今でも嬉しくて…別に自分はファンとしてただ声援を送っていただけなのに。
いつも言葉で感動させてくれる伊波さんにコノヤローって思いました。


みんなも一緒に輝くんだよ!?

伊波杏樹

でもこの言葉を受け取ったから、これから先も『Aqours vs. ラブライバー』を頭の片隅に置いて輝きの一端になれればと。



その曲に込められたAqoursの軌跡

いつの間にか来たね こんな遠いところまで

ああ 空はいつもの青い空

『キセキヒカル』

青ジャンが終わったあと、一瞬の静寂の後に伊波さんの語りかけるような振りで始まった "キセキヒカル"
1日目はこの曲が披露されたことへの衝撃で振り付けなどはほとんど記憶に残っていませんでしたが。

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輝きを求めて足掻く仕草や光を見つけ手を伸ばして遠くを見つめる振り付けなど、
淡いオレンジの光に照らされて披露されたその曲は、曲いうよりもはやミュージカルを見ているような感覚さえ覚えました。

それは歌詞に合わせたストーリー性と、何よりも引き込まれるようなキャストの演技力があったからこそでしょう。

そして、アンコールではなく

"WATER BLUE NEW WORLD" と "青空Jumpping Heart"

の後にこの曲を歌ったことにこそ、意味があるのだと感じました。


キセキは起こると知ったよ

あの頃の僕らへと 教えてあげたい

『キセキヒカル』

ラブライブ!で優勝し、12.5話で彼女たちは過去の色々な出来事に想いを馳せながら、その喜びをともに分かち合いました。

確かにキセキは起きたけれど「起こした」んだとAqoursが証明してくれました。

あの頃置いてきたものをもう一度取り戻すために突き進んできた3年生は
"あの頃" の彼女たちに力強く語りかけるように。

 

何もなかったから 何かつかみたい想いが

ああ 道を作ってくれたのかな

『キセキヒカル』

 自分の今在る姿と、在りたい姿。現状と本心との狭間で葛藤していた1年生は
"あの頃" の彼女たちへ感慨深く囁くように。

 

先に挙げた3つのパートは、歌っている各学年の想いや色が詰まっている大好きな歌詞で、初めはラブライブ!で優勝した後、一呼吸置いて過去を振り返った歌なのではないかと考えました。


ヒカリ ユウキ ミライ

歌にすれば 照れくさい言葉だって

届けられるから 大きな声で!

『キセキヒカル』

しかし最後のサビ前のこの歌詞。本当に彼女たちが「過去だけ」を偲んだ曲なのか。

答えは否でしょう。



「ヒカリ」は輝きを求めていた過ぎ去った時

「ユウキ」は過去から這い上がった物怖じしない心

「ミライ」はこれからも輝き続ける意思と希望


過去と今と未来

全てを合わせるからこそ "キセキがヒカル" のだと。
今だけ輝くんじゃない。過去も輝いていたし、未来も輝くのだと。
"今" を全力であるからそれが "過去" になっても輝いていたと言えるし、
これからも全力であるからこそ、 "未来" も輝いていけると言える。

そんなAqours9人のこれまでと今とこれからがたくさん詰まった曲だと感じました。


Thank you, FRIENDS!!/No.10

いい意味でAqoursらしくなくてビックリしました。時間と成長を重ねたからこそ歌えるような曲…

ラブライブ!サンシャイン!!』としてもAqoursとしても、こういう曲を歌える日が来たんだなっていう感慨がありつつ、今だからこそ説得力を持って歌える曲なんだろうなって。

伊波杏樹

伊波さんが全て語ってくれちゃいましたね。

僕の第一印象はやっぱりどちらの曲もバラード調で切なさや感動が込み上げてくる曲だと感じました。そしてキャストたちがこれまで積み上げてきたものがあり、最高の絆で結ばれた9人だから、「説得力を持って」、「今」歌える曲なのだと。


そして曲調や歌詞、衣装からμ'sの ”僕たちはひとつの光”、”これから” に似ているなと感じる部分もありました。


でも逢田さんも言っていた。
違う部分は「Aqoursはまだまだこれから」ということ。


様々なメディアでキャストの皆が口を揃えて言っていた
”大切な人へ感謝の気持ちを伝える曲”

そして

”10人目であるファンに向けた曲”

受け取り方は十人十色かもしれませんが、この2曲の根幹にあるものはこの言葉かもしれません。


今までも私たちから感謝のを伝える気持ちはどの曲にもあったんですけど、この曲以上にストレートに感謝の気持ちを込めた歌はなかったんじゃないかなって思います。

鈴木愛奈

曲名に"Thank you" が入っているほど伝えたい想い。
ストレートだからこそ思いは真っすぐに届くはずだと。


私たちからのメッセージでもありつつ、聴いてくれた人が友だちへの感謝の気持ちを伝えたくなる曲でもあると思います。

降幡愛

「今一番感謝の気持ちを伝えたい人は誰か」

ラジオSOLでのテーマにもなっていました。
かなり感動するお便りが読まれていた記憶なのですが、確かにこの曲の歌詞はストレートな部分があるので、個人的には色々な友人や周りの人に対して、本当に「会えてよかった」それだけのことでも感謝を感じるようになりました。

 

私たちの気持ちがそのまま乗っている、手紙のような歌だなと思います。
しみじみとしつつ、明るさもあって、みんなで隣の人と肩を組みながら一緒に歌ってみたいなと感じる曲ですね。

小林愛香

 そう、それなんですよあいきゃん。
「しみじみしているけど明るさもある」

肩を組んで歌えるかどうかは分かりませんが、詩のようで語りかける歌詞だから少し明るさも感じる所以なのかなと思っています。

正直この2曲は、やっぱり感情を揺さぶられて泣きそうになってしまうのでそこまで聞き込んでいません。それが良いのか悪いのかはさておき、そんな感情になってしまう曲を4thライブで聞けることが怖くもあり、楽しみでもあります。

どんなセトリになってどの場面で歌うのか、衣装や演出など、気になる部分は多々ありますが本当に今からわくわくしています。

 

4thライブ、東京ドーム、Aqours

まだイメージはできてないです。
今までライブをやってきたときもそうだったんですけど、本当にその時になってみないとわからない景色、自然に発生するみんなの一体感ってすごいんですよ。

伊波杏樹

海外公演でAqours Rainbowやヨーソロード、カナンレールなど、事前に有志のライバーたちが皆の協力を募ってファンの想いを体現させることが何かと話題になっていました。


”海外ファンの団結力は凄い”

”日本人がこういうことするのは無理だ”


周囲からそんな声も聞こえたけれど、どこか釈然としない部分が…


1stライブで逢田さんがピアノ演奏に失敗したあとの "梨香子"コール

ファンミ千葉で鈴木さんが足の負傷でライブに参加できなかったとき、会場一面の鞠莉カラー

3rd埼玉公演で起きたアンコールでの "Aqours"コール

そしてこの福岡公演のMW後に沸き起こった "あんちゃん"コール


これはどれも事前に打合せがあったわけでもなくその場で自然に起きたこと。

確かに海外のファンは何かを作り上げていこうという点においては日本より団結力があるかもしれない。でもその場面場面における結束力というか、キャストに対する想いがすぐ行動となって自然に起きる、というところが日本人の "らしさ" であり、そういった瞬間が訪れるところが僕は大好きです。

伊波さんも恐らくこういう光景のことを語ってくれたのだと思います。
自分としてはファンの立場として、ここは絶対に触れたい!と思っていた部分でもあったのでとても嬉しかったです。

 

驚きしかないです。
もともと、μ'sさんのファイナルライブをみんなで見に行って、その光景を目に焼き付けるところからAqoursはスタートしているので、凄く感慨深いですし、いろんな思いを背負ってあのステージに立たなきゃいけないなって思っています。

降幡愛

あのファイナルライブを見て、感じて、そのときは自分たちが同じステージに立つことになるとは恐らく思ってはいなかったでしょう。

「色んな思い」

それはμ'sと同じステージに立てるこの上ない喜び、そしてそれと同時にかかるプレッシャー。

 

そこにプレッシャーはありますけど、どう輝けるのか。私たちが作るものでもあるけど、応援してくれるみなさんと一緒に作るものでもあるからこそ、早くその光景を見てみたいですね。

降幡愛 

「どう輝けるのか」

ラブライブ!の良さの1つはキャストとファンが一体となってライブを作り上げていけるところ。プレッシャーを跳ねのける勢いでその光景を早く見てみたいという降幡さんの言葉から、4thライブに向けた胸の高鳴りを感じました。

 

私たちもあの舞台に立てるのかなっていう不安とかもあるんですけど、それ以上にこのAqoursの9人だったら大丈夫だっていう気持ち、楽しみたいっていう気持ちのほうが強いかなって思います。

鈴木愛奈

「Aqours9人だったら大丈夫」

これは決して無責任な言葉ではなく、これまで歩んできた9人での道のりがあるからこそのちょっぴりの自信。


ファンの方のあたたかい声援を感じて、私もAqoursのメンバーとしてみなさんと一緒に夢を作ってるんだっていう気持ちになってから、笑顔が止まらないんです(笑)

本当に考えられないような奇跡のような時間を作っていただいているなって
だからこそ、東京ドームでは自分の中で抑えられない感謝の気持ちを届けたいんです。

鈴木愛奈

いつも鈴木さんは他のメンバーがMCをしているときなど、客席に向かって笑顔で手を振ってくれたりして、パフォーマンス以外でも細かい部分でファンと一体になろうという気持ちを感じます。
また、ライブ後のMCでは誰よりも先に泣き出してしまう鈴木さん。
嬉しさ、喜び、達成感、感動、色々な感情があると思います。不安こそあれど常にファンと一緒に夢を作っているという感覚で日々活動してくれていること自体も僕は嬉しいですし、感受性の豊かで純粋な鈴木さんが大好きです。


1stライブから横浜アリーナという大きなステージを用意していただいて。でもそれは手放しでは喜べないというか、自分たちの頑張った成果として用意してもらえたものではないから…
怖くて不安でもやらなきゃいけないっていうプレッシャーにずっと追われてきたんです。

でも東京ドームのライブは”やってやろー!”っていう積極的な気持ちになれていて

逢田梨香子

心の内を、本心を曝け出してくれる逢田さん。
例え自分たちのこれまでの過程が0だったとしても、僕にとってはあの横浜アリーナ2daysのライブが紛れもなくAqoursの伝説が始まった瞬間であり、キャストやファンに取ってもかけがえのない時間だったと思います。

しかし当時は良くも悪くもμ'sと比較されることが多く、それこそライブなど見ていると、キャストの皆さんの必死さというものが真っ先に伝わってきて…僕の目には少し余裕が無いように映っていました。


私ね、分かった気がする
μ'sの何が凄かったか

多分比べたらダメなんだよ…
追いかけちゃダメなんだよ…
μ'sも、ラブライブも、輝きも。

アニメ1期の12話。東京でのライブを経て、大きな壁にぶつかり、どこへ進めばいいかその行き先を見失った千歌たち。0だったモノを1にするために、先の見えない未来への道標を探すべく、μ'sの母校である音ノ木坂学院に足を運びました。


μ'sの凄いところって、きっと何もない所を、何もない場所を思いっきり走ったことだと思う…

みんなの夢を、叶えるために

自由に!真っすぐに!だから飛べたんだ!

改めて感じたμ'sの存在意義、輝けた理由。

そして自分たちはどう在るべきなのか。

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μ'sみたいに輝くってことは、μ'sの背中を追いかけることじゃない…

自由に走るってことなんじゃないかな?

全身全霊!なんにも捕らわれずに!自分たちの気持ちに従って!

 追いかけることではなく、自分たちの、自分たちだけの道を進むことを決めた千歌たち。
このシーンはアニメ1期における大きなターニングポイントとなった回でしたが、このシーンと逢田さんの言葉に通ずる部分を感じました。

"やってやろー!"
という言葉は決して投げやりな言葉ではなく、これまで幾つものライブなどを経てきた経験と自信から、μ'sという偉大な存在に臆することなく、また追いかけるのでもなく、自分たちだけの道を歩み、これまでの全てをぶつけてやろう!
そんな意味として受け止めました。

人生には時々 びっくりなプレゼントがあるみたいだ

『Thank you, FRIENDS!!』

少なくとも僕は、この東京ドーム公演がこれまでのAqoursが築き上げてきた努力の賜物として、"Aqoursに送られたプレゼント" だと思っています。

紛れもなく自分たち自身の力で得た最高の舞台。胸を張って東京ドーム公演に向かって行ってほしいという気持ちでいっぱいです。



新しい船出に向けて


「輝く」とはどういうことか

その答えをAqoursも、ファンも一緒になって見つけ出すことができた3rdライブツアー

また、いつもは時系列で細かくライブの感想を書いていましたが、キャストの言葉を噛み締めながら時間をかけて消化して、自分なりの解釈も交えつつ文章として綴っていくことはいつも以上に考えさせられることがあり、また想像力を掻き立てられました。

そして何よりも、より深くAqoursとキャストの芯を垣間見ることができた気がします。


"Thank you, FRIENDS!!" そして "No.10"
この大きな2曲を引っ提げて挑む次の4thライブは、いわばAqoursの第2ステージとも言えるでしょう。
アニメが終わり、4thライブの次に控えるのは遂に劇場版。

”Sailing to the Sunshine” "輝きへの航海"

"Over the Rainbow" "虹の彼方に"

Aqoursとファンが輝きを探す旅はまだまだ続くことを意味するとともに、その旅路で見つけた虹のさらに向こう側へ
深読みしすぎかもしれませんが、終わりを数えるよりもAqoursがこれからもっともっと僕たちの知らない所へ連れて行ってくれると考えた方が素敵じゃないですか?



「みんなも一緒に輝くんだよ!?」


伊波さんの放ったこの一言を体現させるべく、僕もキャストの皆さんに負けないぐらいの ”声援” という輝きで、目前に迫った4thライブへの航海に赴きたいと思います。

 

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いやあいきゃんマジで近かったんすよ…ほんまに…