変わるもの、変わらないもの Aqours EXTRA LoveLive! ~DREAMY CONCERT 2021~ -2021.12.29,30-

 

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会えない期間が続くこともあるかもしれない
だけどいつかまた会えると信じてずっとAqoursを好きでいてほしい


その言葉を信じて遂に辿り着いた2年半ぶりのAqoursワンマンライブ

キャストもファンも悔しい思いをした2021年でしたが、最後に最高に楽しくて最高に思い出深い年の締めくくりとなりました。

9人という形を貫いたセットリスト、4thライブを彷彿とさせるような愛と想いを感じたAqoursの言葉
全てが懐かしくもあり全てがまだまだ未体験のことばかりだと感じさせてくれた2日間でした。

”この9人” でAqours

荘厳なオーケストラチックなオープニングで既にエモーショナルな気持ちになっており、例に倣って感極まっていましたがAqoursの9人がsmile smile ship Start! 衣装を着て登場して曲がかかるまでの数秒はこれまでの色んな思い出が蘇ってきて本当に長く感じました。

Aqoursには何回も会っているはずだけれどいつか初めてμ'sを見たときのような

「本当にいる」

Aqoursに逢えた」

「これからライブが始まるんだ」

というAqoursの背中を追いかけ始めた頃の感情がドッと押し寄せてきて胸がいっぱいでした。

 

開幕を彩った3曲のsmile smile ship Start!、Wake up, Challenger!!、Dance with Minotaurus

Aqoursとして、また有観客で初披露となったこれらの楽曲はきっと本来もっと早く華々しく披露をされていたはずでした。
特にsmile smile ship Start!はAqours5周年を祝したシングルで、5月につま恋で開催されるはずだった野外ライブのキービジュアルにもなっていました。そんな「もし」が脳裏によぎり、Aqours9人が今この瞬間目の前でライブが開催できたことへの感慨深さも相俟ってMCが始まるまで感情がぐちゃぐちゃでした。

そしてお帰りなさい、きんちゃん、花丸ちゃん

1曲目から笑顔満点で踊る彼女の笑顔を見て、これでAqoursとして全てのピースが揃いAqoursとしてパフォーマンスをする舞台が整ったんだなと感じました。

やはりセットリストの予想はしていましたが、悲観とかではなく自分はまだまだAqoursのことを何も知らないなと思ったしもっと知りたいなと思いました。
それはどこまでも"9人"という形に拘ったセットリストや、MCでの何度も「楽しいね」と呟く彼女たちの言葉から十分すぎるほど伝わってきました。

 

9人じゃないと意味が無いので…
繋ぐ手が減ってしまっても、駆け抜ける足が減ってしまっても、私にとってそれはAqoursと言い切れるのかという苦悩が、しばらくあったので……

私たちは "9人で" Aqoursです。それを信じて、大事に想って、命を懸けて駆け抜けたいと思います。 -Day1-

伊波杏樹


 "この9人で" Aqoursです

という開幕宣言、そしてMCでの言葉
序盤で伊波さんの名言カードを切ってしまうのは少々気が引けますがそんなこと気にしている場合ではありません。

推測はいくらでもできるかもしれませんがやはり僕たちにはその苦悩を慮ることしかできないわけで。普段他のキャストがMCで話してるとき、その人の方を向いて笑顔でうんうん頷いてる伊波さんが、今回は珍しく考え込んでいる姿が非常に印象的だったこともあり「普段喋ることは考えないんですが…」という前置きとこの言葉でどんな想いがあったか少しばかり知ることができたかなと思います。

そんなとことん9人という形に拘り抜いたセットリストは本当に色々考えさせられることがあって。ここからは少しそのへんに触れた話をしようと思います。

Aqours9人で開催できたことを象徴するような素晴らしいセットリストでー


-smile smile ship Start!-
-Wake up, Challenger!!-
-Dance with Minotaurus-

Aqoursとして2年半ぶりの有観客ワンマンライブの一発目、一体何を披露するのだろう?いきなりDREAMY COLORやるのかな?冬だしジングルベルとかもやるかな?
そんなことを考えていました。いい意味で裏切られるとはこのことかと。
全曲有観客初披露。情報量が多すぎます。
でも「お前らこれが見たかったんだろ??」と言われている気さえして首を何度も縦に振りながら心の中でそれ~~~!と叫んでいました。


-JIMO-AI Dash!-

曲が始まる前にセットに触れて散らばっていく9人をしっかり見ていました。
キャストがステージの上下に分かれて、逢田さんが下側のセンターに立った瞬間全てを察してしまいふふっと笑ったのは内緒

 

-冒険Type A, B, C!!-

脱出ゲーム懐かしいな…ようやっと現地で聞けました。
うまく言えないんですけどサビが大好きで、カタルシスが解放されるような気持ちになるんですよね。脱出ゲームだからそういう作曲がなされていたりするのかな…?
はしゃぎすぎてダンスは全然覚えてません。


-青空Jumping Heart-

逢田さんがCYaRon!の2ndライブを観に行った後に語っていた「私たちはAqoursに飢えている」という言葉が真っ先に脳裏に浮かびました。

それはこちら側も同じなわけで。やるとは思っていたし、もしかしたらライブで一番聞いている曲かもしれないけれど、1stライブから一貫してAqoursの "絶対的なメインテーマ曲" と言っても過言ではないこの曲
何度聞いても、何度でも聞きたくなる曲って純粋に凄いですよね。


-ハミングフレンド-
-Pops heartで踊るんだもん!-

これ超個人的になんですけれど、青ジャン、ハミフレ、Pops heartの3曲の流れがガチで1stライブのリバイバルに感じて…
久々のライブで未披露曲や、言ってしまえばもっとぶち上がる曲があると思うんです。でもこれを選曲してくれたことに本当に意味があると思っていて嬉しかった。

待ってたんだキミを

いつも会ってるけど

夢のような瞬間がここにあるよ

このへんの歌詞が凄く入ってきて、1stライブのセトリっぽくなったのは勝手な憶測かもしれませんが歌詞のメッセージ性なども意識したのではないかとほくそ笑んでいます。

そして自分は1stライブには現地に行っていないけれどトロッコに乗って彼女たちが歌っている姿を見て何故か1stライブで水色のアンコールTシャツを着て歌っている姿がフラッシュバックしたんですよね。正確には現地で見ていないのでフラッシュバックと言えるか微妙で、LVや擦り切れるほど見たBlu-rayの景色だと思いますが、きっと青ジャン→ハミフレ→Pops heartの流れがそうしてくれたのだと思います。



-待ってて愛のうた-
-HAPPY PARTY TRAIN恋になりたいAQUARIUM-

勝手な解釈その二、2ndライブゾーン
このせいで僕は勝手に「明日ここらへん3rd, 4th, 5thゾーンに変わるのでは??」と無意味な心配をすることになりました。南無。
恋アクはともかく、Day1待ってて愛のうたは2ndの印象強いですね個人的には。
HPTは直近AZALEA2ndで見ており、2人が花丸パートを一緒に歌い上げている姿を見て感慨深い気持ちになっていたのが思い出されますね。
この日は「あぁ9人やん…」という気持ちと同時に果南パートと同じかそれ以上に花丸パートに耳をすまし、やっぱきんちゃん高音うまいな…となってました。

 


-Fantastic Departure!-
-Deep Resonance-


この衣装本当カッコよくてすこ。ジャケット絵もそうだけどみんな大人びて見える。
今回Aqours Pirates Desireの披露はありませんでしたが、この3曲はライブでの魅せ方も含めてカッコよさ極振りですよね。
特にDeep Resonanceのあいきゃんバチクソ気合い入ってましたね。
久々に ”津島善子が憑依してる” 感覚を味わいました。in this unstable worldを生で聞いたときと同じ感覚
そして燃えるポエポエのことを俺は忘れないよ…

この後のMCがはちゃめちゃに面白くてシリアステイストな楽曲紹介はいずこへ…?となりました。
顔面ドアップ真顔静寂なる怒りの梨子、キャラ崩壊ノリノリトルデーモンブラックダイヤさん、ステージ左側で涙出るほど爆笑してるCYaRon!の3人
珍しくライブ中もわりとしんどかったのでここで笑わせてくれて僕本当に助かりました。


-Jump up HIGH!!-

これ両日とも事件起きてましたけど大丈夫ですか??
1日目はあんまり見てなかったんですが2日目はルビィが梨子にチョークスリーパーかけててクソ笑った。逢田さん白目剥かなくてよかった…(剥いてないよね?)
でも久々に集まったAqoursでこんなことができちゃうところが好きで、今回のライブで一番「Aqoursらしさ」を感じた楽曲でした。


-心の羽よ君へ飛んでけ!-

ここの空を連想させるゾーンいいですよね。Fantastic Departure!、Jump up HIGH!!、心の羽よ君へ飛んでけ!の流れは自分のセトリ予想とカッチリハマっていたので嬉しかったです。Jump up HIGH!!タオルがとてもよく似合う曲ですね。僕はやっぱり5thライブが蘇ってきて「あぁこうやってタオル振ったなぁ」と感慨深い気持ちになっていました。
心の羽よ君へ飛んでけ!は文字通り初披露でしたが、ラスサビできゃんと伊波さんが左右で鳥の羽のように手を広げる振りがとても印象に残っています。他の人もやってたけどこの二人が端にいたこともあり、よりはっきりした振り付けでした。


-DREAMY COLOR-

このライブで見るまでは「ただのいい曲」だったんですよね。めっちゃ失礼な言い方だけど。
衣装はAqoursらしい3色の青を基調にしており、清楚かつ優雅な感じが成長したAqoursを象徴するようで素敵です。
歌詞も「変わるものがあっても諦めずに手を伸ばし続ければ」まさに今の等身大のAqoursを歌っていてノスタルジックな感情になります。

ここまでは。

でも "10年後の自分へ" というテーマで始まったきょうのAqoursからの流れが完璧すぎて…

10年後の自分に向けた手紙書いた流れでDREAMY COLORが披露されたとき、彼女たちが成長したAqoursとして出てきたことを暗に示していて本当に無理でしたね。本当にニクい。キャストが演じることで楽曲が完成するということを久々に体感した気がしました。
僕はこの曲を開幕1曲目にやると予想していたのですが愚かでした。再会を喜ぶ「表」のセットリストが披露されていくなかで、DREAMY COLORを披露するための伏線がきょうのAqoursで貼られていくという「裏」の演目があったわけですね。


-ユメ語るよりユメ歌おう勇気はどこに?君の胸に!-

ロッコじゃなくてメインステージで始まるユメユメ/勇君新鮮でしたね。函館UCを思い出しました!本当に他意はなく、やっぱり久しぶりにライブやるとなったら締めはポンポンもってこれだよな…ってなりましたね。
勇君のラスサビで伊波さんと掛け合いするところどうなるんだろう?とハラハラしていましたが、なんと "みんな" の声が入ってたんですよね…これ冗談抜きでDay2で一番泣いたところでした。あの演出はずりぃ。


-Future flight-

ラストに持ってきたか~
こちらも直近AZALEA2ndで見ており、二人がWe‘ll get the next dream!!!衣装でセンターステージでバチバチに踊っているのが鮮明に思い出されます。
そしてイントロでその激しいダンスをしながら「今日はありがとうございましたぁぁ!!!」って叫ぶAqoursのリーダー凄すぎます。思わず笑いそうになりました。
そしてDay1は横から、Day2は前からアウトロで端から順に波打つような振り付けをしていたことが印象的で…
PVがあることもあり、これもやはり9人で在るべき楽曲だなと思いました。声出し解禁されたらコールでぶち上がりだい曲第1位

 

そういえば今回のライブのセットリストって、所謂アニメ楽曲って17曲中3曲しかないんですよね(青ジャン、ユメユメ、勇君)。
もうAqoursのライブでは当たり前だし、何を今更だし、言ってしまえば劇場版で登場した劇中歌が最後だから当然かもしれないけれど。
MVある曲もあったけどそれでも純粋に見たい、聴きたいって思えるのってキャストがAqoursそのものだからだと改めて思いました。

新曲が発表される度に「ライブ楽しみだな」と普通のコンテンツだったらそもそも考えもしない”2.5次元脳”に気付いたらされてること、キャラクターのPVが無くてもキャストのライブを楽しみにしていること。 いかに2.5次元が私たちのなかに普通に浸透しているか…

繋いだバトンの先に -Guilty Kiss to CYaRon!- - Aqours storeis

 

 

時間は止まってなんかいなかった

今日無事にこうして皆さんと一緒に、ここで本番を迎えられて本当に良かったなと、
今日からやっと止まった時間が動き出したなって思いました。 -Day1-

小宮有紗

やっぱりこの2年半僕もAqoursとしての時間は止まっていたと思います。
それは間違いない事実だし、この2日間で動き出したことに意味があると感じます。

5thライブでAqoursの時間が止まってしまったような感覚だったんですけど、全然そんなことなかったんだなって思いました。
みんなに会えなかった期間きっとそのおかげで成長できたこともあるし、無駄な時間じゃなかったのかなって思いました。-Day1-

逢田梨香子

でも逢田さんは「止まっていなかった」と断言してくれました。

それは「物理的にライブができなかった」という意味では時間が止まっていたかもしれないけれど、キャストの皆さんやファンの時間はもちろん動いて前に進んでいたことを示してくれたのかもしれません。

それこそ各々のソロ活動やユニットライブで、来たるべきAqoursとしての ”再会” に向けて爆発させるエネルギーを充電したと思うんです。

Guilty KissがGuilty Devilsを従えて初っ端をぶちかました9月

CYaRon!がCYaRoTOMO'Sと共に大革命を起こした10月

AZALEAがRIMIXという形で楽曲に新たなDNAを注いだ11月

2021年の後半は、この2日間Aqoursとして再集合するために敷かれた確かな道を9人全員が踏みしめながら形にしていっている感が凄く伝わってきました。

 

Aqoursが次に進むために必要だったのは "この2年半という時間だった" ってことをこれから証明するために今までできなかったこと、今だからできることができたらいいな -Day2-

高槻かなこ

だからきんちゃんが笑顔で放ったこの言葉が胸にぶっ刺さり

なんで彼女はこんなカッコいいことが言えるの?

そう思わずにはいられない程、洗練され想いが凝縮された言葉でした。
少し勝手なことを言いますが、きっとAqoursに復帰してまだ不安や葛藤が0ではないと思うんです。それでも9人のAqoursが再会したこの場で、真っ直ぐ前を見つめてこんな素晴らしい言葉を言い放った姿は素直にカッコいいと思ったし、彼女はこれからやってくれる感しかねぇなって心から思いました。


変わるもの、変わらないもの

JIMO-AI Dash!を歌ったときに、なんかこの歌詞が全てだなって思っちゃって…
みんなが待っててくれるからもうこの場所が大好きで仕方がないんですよ!

ここが「ただいま」って言える大きな舞台、暖かい場所だなって凄く感じました。 -Day1-

小林愛香

いいこと言っているはずなのにパっとJIMO-AI Dash!の歌詞が思い出せなくてごめんなさい…

「この場所が好き」ですね

他のキャストも口を揃えて言っていましたが、 ”この場所” は前と全然変わってないんですよね。そこに手を伸ばすのにちょっぴり勇気がいるけれど、手が届いたらなんだ変わってないじゃんって笑い飛ばせたのが今回のライブのような気がしていて。
いつもライブ前は緊張しているけれど始まってみんなの笑顔を見たら緊張が吹き飛ぶと言ってくれるのはそういうことかもしれないし、何よりいつもは先陣切って泣いてしまうあいきゃんが終始笑顔だったことでこちらまで笑顔になりました。

本当に久しぶりのAqoursワンマンライブだったんですけど、なんか5thぶりとは思えないくらい凄いスッと自然にみんなのいる環境に馴染んだというか。
あぁこれだったなっていうのがすぐにね、ブランクなんて感じないほどスッと入ってきました。 -Day2-

諏訪ななか

いつも「見た景色」や「その場の空気」を口にしてくれるおすわ。きんちゃんも言っていたけど帰ってこれる場所のあるありがたさ、10人目と一緒に作るAqoursのホームと言っていい「空間」
手で掴めるものではないけれどこれって変わらないものだよなって思いました。

こういうとこが好きなんですよー
Aqoursの自由なところが大好きです! -Day1-

斉藤朱夏

最初に登場したとき胸がいっぱいになって泣いてしまいそうになったと話を切り出した朱夏。彼女のMCを聞いて泣いてボロボロになったみんな(特に鼻水すすりまくってた梨香子姉さん)がティッシュやらタオルやらを欲する場面でポロっと呟きました。

やりたい放題していたJump up HIGH!!とかいつもよりわちゃわちゃ感が凄かったMCなど、多分僕たちと感じるポイントは似通っている気がしますが「自由」ってAqoursのひとつキャッチコピーだと思います。

何回もライブが中止にになったり延期になったりして、本当に私たちは悔しくて不安でしょうがなくて…そうしているうちに皆もどんどん離れて行っちゃうんじゃないかっていう不安が正直あったんだけど… -Day1-

逢田梨香子

これファンという目線で凄く近しいことを感じていたので凄く共感しました。
こちら側からすると、今後Aqoursとしての活動が少なくなってしまうんじゃないか、という不安があったんですよね。
今の時代生放送やSNSで簡単に繋がれる時代ではあるけれど、やっぱり直接で会って空気を感じることでしか互いの気持ちって分からないと思うんですよ。どれだけ生放送でコメントしたりSNSでリプを送ったりしても。
だからその点でキャストもファンも立場は違えど同じことを感じてた人って多かったんじゃないかなぁと個人的に思いました。

 

 

閑話休題



「変わるもの」という観点でライブMCでいつも泣いちゃう人と泣かない人が入れ替わったもぐら叩き式Aqoursの話をさせてください。

(ダイヤが)「私が願うことは現実になるんです」と言っていて、 私も書いたんですけど、現実になりました。良かった…

でも願えば叶うということが今回分かったので、これからも私たちやりたいことはどんどん口に出していきたいと思います! -Day2-

小宮有紗

いやーまさか小宮さんが号泣するとは思っていなくて面食らいました。
???「有紗も泣くんだ」

でもね、超個人的にここ最近(と言っても1,2年ぐらい)小宮さんが生放送とかラジオ出演したときテンションめちゃくちゃ高くてめっちゃ嬉しいんですよね。
ニッチな話になりますが16,17年頃の生放送(まだ毎回9人だった頃)にお疲れ気味だったりしてテンション低い回がけっこうあって、自分のなかでその印象がわりと刷り込まれてて。まあライブではもちろんそんなことないんですが。だから

ラ!フェス後の生放送でラブライブ愛を語って号泣したとき

AZALEA2ndのMC

浦ラジでそのライブについて語ってくれた回

最近はこのへんがめちゃくちゃ小宮さん好きな理由になってて…逢田さんの次に思っていることストレートに吐露してくれるので大好きです。

ちなみにFantastic Departure!衣装のMCで善子に乗っ取られていたブラックダイヤほんま好き。これ絶対小宮さん発案でしょ。

この9人だったら色んな壁を壊せていけるって私は凄く思ってて。
今回も分厚い壁がずっと2年半あったけど壊せました。

Aqoursって凄いんだなって…Aqoursなんですけど笑 自分で思いました。
うちのメンバーすげぇなって! -Day2-


斉藤朱夏

珍しく(?)いいこと言いましたね朱夏さん
横でうちの曜ちゃんも凄いんだよ、とフォローしてくれる千歌ちゃんも好きなんですけどこのとき笑顔だったんですよね。

そうなんです、自分のMCではなく他のキャストのMCで泣いていたのを僕は見逃しませんでした。きんちゃんと逢田さんのときだったかな?
自分のために我慢した涙を仲間のために流せるってカッコよすぎますよね。



普段MCで泣かないこの2人が涙している姿がこのライブの意味を物語っているような気がしました。

"こうだったな" って。Aqoursのライブってこうだったなっていうのを、今日改めて2年半ぶりに感じさせていただいて…これがラブライブ!だなっていうのも改めて感じました。

Aqours9人で作って、皆さんと一緒にこの空間を作るっていうのが、これがやっぱり "ラブライブ!" だった、 "Aqoursだったな" っていうのが今日改めて感じました。 -Day2-

鈴木愛奈

何度も何度も「これがラブライブ!、これがAqours」と口にしてくれた愛奈ちゃん
ギルキスの2ndライブから愛奈ちゃんがめちゃくちゃ成長している、という話はしたと思うんですが、今回のライブで確信に変わりましたね。

泣いてない、晴れやかな笑顔

説明するには十分すぎるでしょう。

 

 

話を戻します



今回のライブの幕間ではなんとみんな大好き「きょうのAqours」が流れました。
めっちゃテンション上がりましたね、途中までは…
まさかこんなエモい話になるとは思っていなくて。

先程も書きましたがこの幕間はDREAMY COLORという楽曲を彩る千歌たちのストーリーとなっていました。

ー10年後の自分に向けた手紙を書いてタイムカプセルに入れよう、というお話ー

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ー果南、鞠莉ー
ずっと育ってきたここから飛び出して…

将来内浦に戻ってくるのか?
いきなり現実味のあるちょっと重めの話がきました。

分かんない、帰らないのかもしれない…
でもね、不思議と不安は無いの。だって帰りたいって思ったらすぐ帰ってこれるんだから!

高校を卒業したらともに日本を離れる果南と鞠莉
この2人だからこの話はこんなにもリアルで…
でも「いつでも帰ってこれる場所」と本音で話している2人を見て、その帰ってこれる場所がAqoursキャストのまさにこのライブを指しているような気がしました。


ー曜、善子ー
今この瞬間の曜&善子!

ありがとうじもあい。アニメでは絡む機会が少なかったので非常に嬉しかったという気持ちと、「よぴが曜ちゃん先輩にいじられながら毎日バスで登下校する」という日常を思い描いていた自分の解釈と100%一致して心の中でガッツポーズしました。
素の善い善子、日常の1カットを写真に収める曜、やっぱり恥ずかしくてツッコむ善子

テスト先に終わった人みたいでイラっとくるわね…

そんなの…10年後に見たら駿河湾に飛び込みたくなるやつじゃない!!

ここの善子のツッコミが死ぬほど好きで。本当にリアルというか善子が言いそうなセリフだなと思いました。そして10年後に堕天使ヨハネが死ぬほど恥ずかしくなるって分かってるところも、恥ずかしがりながらも写真でちゃんとピースしているところも善い善子ちゃんだなと思いました。


ー花丸、梨子ー
諸行無常

実はこの組み合わせ好きなんですよね。曜&善子と同じくアニメではそこまで絡みありませんでしたが…
1学年上の梨子と同じ目線で、むしろ人生におけるアドバイスができるのは文学の才ある花丸しかいないし、それをすっと聞き入れる梨子との関係が素敵だなって

人は波のように常に変わっていくものずら、諸行無常ってやつずら

でも海のように変わらないものでもあるんだよ


このサブタイトルで話したかった「変わるもの、変わらないもの」です。
若干15歳、この世の理を全て理解し受け入れているように優しく語る花丸が本当に大人に見えて…この言葉がDREAMY COLORという楽曲の伏線になっているんですよね。



ーダイヤ、ルビィー
わたくしらしく

お姉ちゃんがいなくなっちゃったらこのお家もちょっと寂しくなっちゃうなって…

どんなものでも変わらないものは無いのです。
今日吹いている風が明日どっちに向かうなんて分からない。変化を恐れてはいけません

強い心を持つのですわ。ルビィ、あなたなら大丈夫!わたくしの妹ですもの

そうだよね、ルビィもお姉ちゃんみたいに強くなる!お姉ちゃんも、お姉ちゃんらしくいてね。

すすり泣くルビィの声に涙腺が持っていかれました。ずるいよ
泣いちゃうルビィを想ってちょっぴりの冗談を交えて明るく振る舞うダイヤ。
これも口酸っぱく言っていますがアニメや劇場版を通して成長を続けるルビィが大好きなんですよ。でもお姉ちゃんの前だけではまだまだ寂しがり屋な妹で

卒業して東京へ行ってしまう姉を前に本音を漏らしますが、国木田花丸よろしく変化を恐れてはいけないことを妹に説きます。

「わたくしの妹ですもの」それはもちろん突き放したわけでも苦し紛れの言葉でもなく、紛れもなく姉黒澤ダイヤとしての本心です。
スクールアイドルを通して何でも一人でできる姿に成長した妹を見て、自分との距離が離れてしまうことだけで心が折れてしまうような彼女ではないと思ったのでしょう。

そして泣きやんだルビィは姉のように強くなることを宣言しました。
そして「お姉ちゃんらしくいて」という言葉には、ダイヤのことをいつまでも変わらない優しいお姉ちゃんでいてほしいという思いが詰まったちょっぴりいじわるな妹の甘えだったのかもしれません。


ー千歌ー
始めたくなったら、いつだって始められるんだ!

今日まであったモノが明日には無いかもしれない

昨日まで無かったものが明日生まれるかもしれない

変わってくんだ……

うん!今の気持ちを、今この瞬間のことを書いておこう!10年後の私がそれを見てどう思うかな…?


どこまでも先の先を見据えているAqoursのリーダーはいつもの海岸で一人呟きます。
「そのこと」を一番知っていたのは彼女だったし、微塵も悲観することなく前を向き続けている姿はもはや敬意を表したくなるほど眩しく輝いていました。

今の、今この瞬間の高海千歌の気持ち!

Dear…と千歌の声が聞こえた瞬間心臓が飛び跳ねました。
それはあのときμ'sのリーダーに向けた手紙と始まりが同じだったから

幕間を見ていたときには全く気付きませんでしたが、この千歌の言葉DREAMY COLORの歌詞本当にそのままなんですよね。ストーリーだけではなく歌詞をAqoursのセリフとしてそっと紛れ込ませる演出は本当にやられたなと思いました。

そしてこの楽曲には「変わる」という単語多く出てきます。でもそれは千歌と同様に決して悲観しているわけではありません。

きっと二度と同じ時は無いからこの時が”楽しい”って思えるのかな
今こうしていることがたった一度きりだって分かっているから全力になれる


閉校祭で描かれた千歌たちのこの想いは一貫して変わっていなく

 

高海千歌が言ってました。
変わっていくことを恐れない彼女が一番カッコいいと私は思いました。

これから変わらないものも変わっていくものも全てを受け入れて走っていく彼女を信じて、私は高海千歌として全てをかけて生きたいと思います。Aqoursに命を懸けて。 -Day1-


伊波杏樹

それは伊波さんのこの言葉にも繋がります。
本当にカッコいいんですよね、恐れず、前を向いて

デビューしたてのグループではなく、結成から6周年を迎えたAqoursのリーダーが ”命を懸けて” と言い放ったことにも鳥肌が止まらなくて

いつか伊波さんが言ってた

「おばあちゃんになるまで千歌ちゃんと一生を添い遂げるのも悪くない」

というセリフが蘇ってきて、この人はどこまでも高海千歌だし高海千歌の理解者であるなと思いました。この人がリーダーだから今のAqoursがあるし、これからのAqoursがあるんだなと



再会と再開

 

1st 共

2nd 祭

3rd 絆

4th 感

5th 永

EX  再

ふとこれまでのナンバリングライブを漢字一文字で表すと何だろう?と考えました。
となると今回のEXライブってどう考えても ”再” なんですよ

Aqoursとファンが2年半ぶりに会えた、きんちゃんが戻ってきたという「再会」

そしてAqoursとしてここからリスタートしていくぞ、という「再開」


再会の喜びは披露された楽曲の至るところに散りばめられていたと思いますが、Pops heartで踊るんだもん!にやはり意味を感じずにはいられませんでした。
僕はたびたび1st最後と2nd最初に歌われたPops heartに意味を感じている、と口にしています。

「1stで終わりを歌ったちょっと切ない雰囲気が、2ndで始まりに歌うことでまた違った意味を持つ」

今回は間違いなく後者だったなと。やっぱり切ない気持ちになったけどまたこうやって再会できたことへの喜びを歌う曲に聞こえました。

この9人だったら、Aqoursだったらもっともっと伝説作れるんじゃないかなって思いました! -Day2-

降幡愛

もはや伝説に片足突っ込んでいると思うんですよ、Aqoursというグループ
でも伊波さん然り、降幡さんももっと上、もっと先を笑顔で見据えていました。

 

Aqoursのストーリーをこれからどうしていくかを9人揃ってそれぞれメンバーに対して思っていることがたくさんあって…
このステージがないと私たちは彼女たちの道を走っていくことができないと思うんですよね。


私たち自身、メンバーのこと一人一人大切に思う気持ちと、メンバーに会いたいと思ってここに会いに来てくれている皆さんがいないとAqoursのステージは、Aqoursの物語は進んでいかないと思っています。
なので皆さんも一緒にこのラブライブ!サンシャイン!!Aqoursという物語の先の先の先を一緒に作ってくださいますか?? -Day2-

伊波杏樹

"彼女" たちの物語は劇場版で一区切りをつけ、その先の道をどうやって走っていくか。
そんな思いから切り出してくれました。
これは恐らく多くのファンが考えていることでしょう。でも口に出してしまうことはどこかタブーな気がしていて。

僕は「アニメーション」という形でAqoursの物語はまだまだ見たいと思っています。

ダイヤたち3年生が1年生で旧Aqoursとして活動していた過去の話

1, 2年生が統合先の高校で新生Aqoursとして活動する未来の話

そりゃ見られるものならば見たいです。でもそうしたら彼女たちの未来は一点に定まってしまう。
千歌たちは劇場版で、伊波さんたちは5thライブで、完璧といっていいほど最高に綺麗な形で物語に区切りを付けました。そんな彼女たちを前にそれは本当に最適な答えと言えるのか?
自分でも色々な思いや考えに捉われていました。でも伊波さんの言葉を聞いてハッとしました。

”みんなで叶える物語”

そんな初歩的なことを思い出させてくれました。
9人のAqoursが10人目のみんなの前でパフォーマンスをすることで、それは "彼女" たちの新しい道となる。それがラブライブ!だと、それがAqoursだと

同時にやっぱりどうなるか分からない明日の方がちょっぴり楽しみでもあって

そう愛奈ちゃんも言っていました。

 

「これがラブライブ!、これがAqours」なんですよ


最後に

EXライブの開催が発表され、Guilty Kissの2ndライブが行われる前の話
ふとAqoursの全部を見返したいという気持ちになりました。

単純にライブを見返すのではなく、時系列にそってアニメ1期→ライブ→アニメ2期→ライブ→劇場版→ライブといった感じです。
そしてその合間の生放送やライブ後の浦ラジなんかも見返して聞き返しました。3カ月ありゃ余裕で終わるだろ、と高を括っていましたが途方もない時間がかかりました。
全部追いかけ終わったのはライブ5日前とかでした。

それでもあの濃密だった2年半は紛れもなく自分の宝物だし、何回見てもいいものはいいって言い切れます。

そして僕は少なくともこの1年間、そんじょそこらの人には負けないくらいAqoursのことを大好きでいたし応援してきた自負があります。マジで負けねぇ。

だから今回のライブの色々な場面で色々な情景がフラッシュバックして、点と点が線が繋がる瞬間があって、最後に見た5thライブの光景が蘇って…
我ながらこれやってよかったなって心の底から思いました。

「俺の時間も止まってなかったぞ」ってAqoursのみんなに言ってやりたいです。


話は未来へ、2月から始まる6thライブです。
これも超勝手な予想ですが多分大好きだけのお祭りが始まることでしょう。アニメ、劇場版を背負わないライブは純粋に楽しいと相場が決まってるんですよ(4thを除く)。
MCでみんながたびたび「このセクションは」「このブロックは」と言っていたのを僕は聞き逃しませんでした。
多分今回のセットリストはAqours9人で決めきったんだと思うんですよね。ラ!フェス以降、徐々に自分たちでセットリストを考えさせてくれるようになった、という言葉を信じるならば多分、否、絶対そうでしょう。

だから6thライブでセットリストはもちろん、ダンスの振り付けや演出に更なる輝きを魅せてくれるAqoursを心待ちにして決戦の地名古屋に赴こうと思います。