繋いだバトンの先に -Guilty Kiss to CYaRon!-

f:id:LoveLiveforever:20211018110001p:plain


We Are Challengers Projectと銘打ってスタートしたユニット2ndライブ
結成から6周年を迎えてもなお「Challengers」という挑戦するスタイルでファンを驚かせてくれるAqours

現状Guilty KissとCYaRon!のライブが終了したタイミングですが、本当に言葉どおり彼女たちはどこまでもChallengersで、また一段階Aqoursやユニットの楽曲が大好きになった瞬間でした。

動き出した時間


2021年9月25日、Guilty Kissの2ndライブを終えて真っ先に抱いた感想


自分はCYaRon!1stライブが ”最後” のライブだったのでまたこの場所に戻ってこれたことに色々な感情が沸き上がってきました。
それはほんの些細なことからも生まれて、

ライブ直前にAqoursの楽曲を聞きまくってエモくなること

ブレードを引っ張り出して電池を確認すること

開演前に友人と談笑してしんどさを和らげること

会場に入場したときの空気を感じること

ブレードの光の海を見ること

彼女たちの声を聞くこと

たとえ声は出せなくても光の海を見たり、彼女たちのダンスと歌声を体感した瞬間に「あぁ戻ってきたんだな」という感慨深い気持ちに包まれました。


そして今回はそこに「生バンド演奏」というAqoursの新しい試みが加わりました。
新規楽曲はもちろん、既存楽曲もどのような進化を遂げ、どのような表情をみせてくれるのか、本当にワクワクしていました。


Guilty Kiss is back…

期待と興奮が入り混じった感情のなか、OP映像と共にこの文字が現れ、Guilty Kissの3人が登場しました。
次の瞬間、逢田梨香子さんに釘付けになりました。


え?女神?


3人ともShooting Star Warriorの衣装を身に纏っていましたが、梨子ちゃんカラーに染めた髪をツインテールにし、被った帽子が似合うのはもちろん、ノースリーブ衣装という破壊力。ジャケットの衣装ちゃんと見てなかった自分を呪いました。
そんな調子で初めは逢田さんをガン見することに全ての神経を使い、おかげさまで1日目はMCまでの開幕3曲の記憶が欠落。

今回Guilty Kissの3人の気合いの入れようは本当に凄まじく、浦ラジでも語られていましたが髪色やメンバーのカラコンを入れるなど2.5次元もここまできたか…と感嘆しました。


この写真とかもう善子、鞠莉、梨子なんですよね。
それぐらい凄かった。
久しぶりのライブということで本当に一瞬で、腹抱えて笑った幕間とか、アンコールの手拍子とか、最後の挨拶とか、全部含めて”ライブってこれだよな”と体で感じることができました。

 

Guilty Kiss with Guilty Devils

生バンド演奏と言えばギルキス

バチクソにカッコいい曲ばっかりだし何よりバンドが映える

恐らく誰もがGuilty Kiss×Guilty Devilsの「成功」は約束された未来だと感じていたことでしょう。僕もそうでした。
でもやっぱりその予想を斜め上で裏切ってくれるのがこのコンテンツなわけで、
東京ガーデンシアターというライブハウスのような形状の会場ということも相俟ってその音圧と演奏に圧倒されました。

-Shooting Star Warrior-
しょーーじき、新規楽曲のなかで一番侮っていました。他の2曲の方が好きだなぁって思っていました。でも開幕1曲目、ギターのイントロを聞いた瞬間天を仰ぎました。
コールはできないけれどサビでHeyとブレードを突き上げるときの楽しさったら無く、久々のライブ感を取り戻すには十分すぎるほどで、早くも”ライブで印象が変わった曲”にノミネートされました。

-Strawberry Trapper-
個人的に既存曲でバンドによる””進化””を感じたのは間違いなくこれでした。もともとギターが強い曲なので予想はしていましたが、イントロからカッコよさが限界突破していて、歌聞いたらいいのかバンド音を聞いたらいいのかダンスを見たらいいのか混乱していたことを覚えています。
開幕MC後の一発目にこれを持ってきたあたりがニクくて、「お前らこれが聞きたかったんだろ??」と言われているようでした。

-Deep Sea Cocoon-
新規楽曲で一番楽しみにしていたこの曲
しっとりめなAメロ、じわじわと上げて高音が響くBメロ、何かカタルシスが解放されるかのような気持ちいいリズムに乗れるサビ、どこかゴシック感漂うラスサビ前。もうその全部が好きでDeep Sea Cocoonは良さを語り始めたら日が暮れるぐらい好きですね。
バンド、特にドラムが加わることでその伸びやかな曲調が映えるというか、そこが活かされていて本当に心地よかったです。

-Nameless Love Song-
サブタイトルを付けるならば”最強のエンディング曲”
ギルキスにしては割と軽快なナンバーで、少しノスタルジックな曲調が自分は好きでエンディング感あるなぁって感じていたんですが、本当にラスト(アンコール前)で流してくるとは思わず、感謝を感じながらもやっぱりこれラストにぴったりだなぁと再認識しました。クロージングのときもインストが流れており、こういう自分の解釈とキャスト側の意図が一致したときって気持ちいいですよね。

バンドがガッツリ入ったライブに参加したのは初めてでしたが、キャストと一緒にライブを作っていくんだ!!という気概その演奏から感じることができました。

 

ギルキスの想い

これは本当に自分の完全な思い込みかもしれないけれど、Brightest Melodyでラスサビを歌った愛奈ちゃんを見て、あの瞬間”ギルキスのリーダー鈴木愛奈”が見えたんですよ。そのときは特に根拠は無いし、冷めた言い方をしてしまえば単純にラスサビのパートを歌っただけなのですが…

久しぶりにみなさんに会えて本当に本当に最高な時間が戻ってきたんだな、っていうのを感じることができて…
私もステージに立っているときに、一瞬一瞬を噛みしめながらみなさんの表情を見ながら凄く幸せを感じていました。(Day1)

鈴木愛奈

最後のこの挨拶で確信に変わったんですよね。
今回のライブで常に真ん中に立って進行やGuilty Devilsの紹介をしてくれていたこともありますが、普段真っ先に泣いてしまう愛奈ちゃんが、一言一言大事に、真っすぐにファンを見て言葉を、想いを伝えてくれました。
その立ち振る舞いを見て、成長したという言い方が正しいかは分からないけれど、間違いなくあの瞬間はギルキスのリーダー鈴木愛奈がそこに立っていて、素直にかっけぇなと思いました。

Guilty Kissでももっともっとライブしたいし、もちろんAqoursでもライブしたいし
まだまだ私たち本当にやりたいことがたくさんたくさんあるので…(Day1)

逢田梨香子

「まだまだやりたいことがある」と毎回ライブでその想いを伝えてくれる逢田さん
この言葉が自分は本当に大好きで、ギルキスだけではなくAqourに想いを寄せてくれたことにも心が温かくなりました。

またこうやって楽しい時間が戻ってきたんだな!って思いました

小林愛香

そういうことなんですよ
いつも無駄に深いことを考えてしまうけれど一番はこれ。キャストもファンも楽しめる場所が戻ってきたこと。それで十分な気がしました。

 

大革命☆ feat. CYaRon!

ギルキスのライブから約1ヶ月後
CYaRon!ちゃんが大革命、起こしてくれました。

ギルキスに引き続き、こちらも生バンド演奏が発表されていました。が、自分はそこまでピンときていない部分があり…
ギルキスより映えるのかな?どうなんだろ?とちょっぴりの不安とちょっぴりの期待を持ちつつ現地へと赴きました。


おいおいちょっと待ってくれ、そんなの聞いてない。

大人っぽさ、カッコよさ、面白さ、可愛さ
その全てをCYaRon!にぶつけられた気がして、本当に感情の落差が激しかったです。
幕張メッセのイベントホールはファンミで何度か足を運びましたが、国際展示場ホールでは初めてでした。
全席アリーナ仕様、センターステージ有り、まさかのトロッコの安売りバーゲンセールと、どの座席の人でも楽しめた会場でした。
個人的な話をすると、1日目はトロッコがこれでもかと目の前を通り、2日目はトロッコ最前かつ左もいなかったので、メインステージはバリバリ見えるわ、トロッコが目の前で止まるわ、3rd福岡を思い出し感涙にむせいでいました。

セトリに関してはまた固定観念を覆される結果となり、まさかのAqours楽曲が9曲も披露

狂ってる。

ソロ曲を披露しなかったとはいえ、ギルキスが4曲だったのでぶったまげましたね。ありがとう。


CYaRon! with CYaROTOMO's

どこから話せばよいのやら…
もう全部話すか…

TAKUYAさんのライブ慣れした盛り上げ方、CYaRon!の良さを引き出す技量が半端なかった

これに尽きるんじゃないでしょうか
MCで毎回リアクションをくれたり、コドク・テレポートやMY舞でまさかのコーラスを入れてくれたり。オーディエンスのやってほしいことを全て見透かしているようなその佇まいはさすが大御所といったところで、常に演奏を掌握されていたような気さえしました。

ちなみにバンドのイントロの入りでバチクソに衝撃を受けたのはBraveheart Coaster、P.S.の向こう側
バチクソテンション上がったのは近未来ハッピーエンド
です。

-ある日永遠…みたいに!-
お人形さんのような3人。美の権化。開幕曲だったので貝に驚き衣装に目を奪われバンドに耳を奪われあまり記憶がない。
イントロはバンド感が強くて好きなんですが、ローテンポの曲なので、全体的に主張しすぎない演奏はさすがだなと感じました。
本当に素敵な衣装だったので、3曲しか披露されなかったのが悔やまれる。


-Riko Jump High!!-
改めて聴き返すとまさにバンメンの素晴らしさをこれでもかと引き出す神劇伴だということに気付きました。本当にナイス選曲。

-近未来ハッピーエンド-
真打登場
曲の入りのギター、ドラムが神がかり的にカッコいい
もうバンドありじゃないと満足しない体になってしまいました。
そういえば近未来やっていなかったなと思いつつもアンコールのラストに持ってくるとは…
個人的に既存CYaRon!曲で大バケしたNo.1です。


ここからはバンド関係なしに印象に残った曲をフィーチャー


-Dance with Minotaurus-

1日目:タオルを忘れ、CYaRon!ちゃんに回されて煽られる
2日目:目の前に来た朱夏ちゃんに動揺して腕に絡まる
またの披露お待ちしています!

冗談はさておき、クラップやタオル回しが最高に楽しい曲
3人ともトロッコでめちゃくちゃ楽しそうに歌っていたし、伊波さんのタオル回しと顔が力強すぎてちょっと笑いそうになりました。
ロッコのデメリットは曲にガッツリ集中できないんですよね。ということで次回はステージでお願いします!

-スリリング・ワンウェイ-

俺たちのスリワンがバンドになって帰ってきた!

声出せないのに頭と腕が飛んでいくことってあるんですね。高音のギターが気持ちいサウンドでアレンジされたスリワン…のはずだけどテンションぶち上がりすぎたことと、完全に意表を付いた終盤のタイミングで披露されたことも相俟ってあまりバンドのことは覚えてません。

-ドラゴンライダーズ-
アジアンテイスト、というよりもはや中国風のお衣装
インタビューでも「ずっとこういう曲が欲しかった」と3人が口を揃えて言っていた気概が伝わるぐらい衣装もダンスもラスサビの掛け合いもCYaRon!らしさが詰まっていました。
降幡さんのコブシのきいた「なんとかなっちゃう」の歌い方ほんますこ
たいていのことはなんとかなっちゃいますね。


あと厳しめなことを言うと幕間はギルキスの方がぶっちぎりで面白かったんですが、まさか実写幕間があるとは思っていなく、めちゃくちゃ面白かったのでドローです。


青空Jumping Heart -Instrumental-

まさかバンド演奏のインスト披露することなんてあります??

Riko Jump High!!からの流れで演奏されたこの曲は、「バンドで演奏してくれた」ことに対する喜びと、「青ジャンを選んでくれた」ことに対する喜びが交錯して血液が沸騰しそうなぐらい興奮しました。
1日目が終わってから、バンド演奏で青ジャンを聞けたことに対する嬉しさをうまく言語化できなかったんですが、2日目に再び聞いて、
いつか2ndライブでAqoursが言っていた

「青ジャンは海外でも披露して私たちを知ってもらうきっかけの曲になっている

という言葉を思い出しました。
バンド演奏だけ、たとえブレードを振るだけでも会場の一体感が生まれたことが嬉しかったんだなぁと感じつつ、個人的にはバンド演奏だけでも脳裏に9人の歌ってる声が聞こえて…いつか真相が聞けるかもしれないけど、唯一のバンドInstrumental曲を青ジャンにした理由が

"私たちを知ってもらうきっかけ"

と、当時と同じ飽くなき向上心だったら本当にエモーショナルだと思いました。


それぞれの色

同じ生バンドでも全然ライブの雰囲気や色が違っていて、そういう意味でも楽しめたユニットライブでした。

Guilty Devils
はライブハウスのような箱で"お前らに聴かせたいのはこれだ!!"っていうバンド演奏一本勝負
最初から最後までその演奏に圧倒されました。

CYaRoTOMO'S
は"CYaRon!のライブは俺たちも一緒に楽しむんだよ!!"
という会場との一体感

どちらがよいとかではなく、ギルキスにはギルキスの、CYaRon!にはCYaRon!の、それぞれにしか出せない色というものを確かに目の当たりにした気がしていて、それは頭のどこかでは分かっていたけれど生バンドによって体現されたのかなと感じました。


でもやっぱりこれだけは言わせてもらうと、
ラストの近未来ハッピーエンドでCYaRoTOMO'SにCYRポーズを振ったり、最後一緒にジャンプしたり、最後はCYaRon!とCYaRoTOMO'S全員で前に出てきて挨拶してくれたり、そういうとこがCYaRon!らしくて本当に温かい気持ちになりました。
「CYaRon!に愛をこめてー!」と叫んだ伊波さんも印象的でした。


ソロ曲の有無にもユニットの色が現れていたと思っています。
一歩進んでその先で待つことを示したGuilty Kiss、歩幅を揃えて待つことを示したCYaRon!
これもどちらが正しいとか、正解なんてなくて。逆にそれぞれの想いが垣間見れた瞬間でした。

 

リーダーの想い

口を開けば名言を生み出すことで有名な我らがリーダー

Aqoursのライブの醍醐味と言っても過言ではないし、やっぱり楽しみにしていた自分がいて

やっぱりAqoursで会えなかった分、悔しい想いをそれぞれがした分、CYaRon!とまたこうして会えたり、ユニットそれぞれで会えることっていうのが、凄く感慨深かったりとか、一瞬一瞬がとても大事で絶対にこういう場所をなくしちゃいけないな!って私は凄く思っています。(Day1)

伊波杏樹

 ギルキスでも聞かれた「一瞬一瞬を大事に」
今この状況だからこそ、より真意を持った言葉に聞こえて
紛れもない本心で、まるでこちら側の想いを代弁してくれた気がしていて、心がスッとしました。

こういう楽しみはなくしちゃダメなんだよ!!絶対!!
だから、Guilty KissでもAZALEAでもAqoursでも、ラブライブ!サンシャイン!!を大事に大事に愛してくれる人のために私たちは頑張り続けたいと思うし、走り続けたいと思っています。(Day1)

伊波杏樹

それは魂の叫びに聞こえました。
本当に心の内を全部曝け出してくれたような気がしていて、でもいつもよりちょっぴり”素の伊波さん”が顔を覗かせていたところが微笑ましくて

この場所に来て、少しずつ前に進んでいるんだなって感じました。みんながたくさんたくさん背中を押してくれて、大きな一歩になっていると思います。
もう怖いものなんて無いですよ!こうなったら進むのみです!(Day2)


伊波杏樹

2日目、その先の未来を見据えていた言葉は1日目よりもさらに前向きで
自分たちだけではなく、ファンも含めて「一緒に進んでいくんだけどね」と付け足してくれた伊波さんは、どこまでもこの作品の”在り方”をいうものを考えている気がしました。
だからこそ、そのラストを飾った近未来ハッピーエンドがより刺さり、すぐそこまで来ているハッピーな近未来を想像しているCYaRon!の想いがこもっていたのかもしれません。

 

最後に

ちょうど最近アニメとライブ映像を1から見直す時間を作っているのですが、今回のライブを含めてやっぱりとんでもないコンテンツだと実感しました。

言ってしまえばラブライブ!サンシャイン!!はアニメ全26話、映画1本の展開のみ。最新の映像コンテンツは2019年1月が最後です。それなのにもかかわらず先日6周年を迎えて今なお邁進し続けています。

新曲が発表される度に「ライブ楽しみだな」と普通のコンテンツだったらそもそも考えもしない”2.5次元脳”に気付いたらされてること、キャラクターのPVが無くてもキャストのライブを楽しみにしていること。
いかに2.5次元が私たちのなかに普通に浸透しているか…

ライブは擬似的にキャラクターのPVのようななものでそれが当たり前、というより他のコンテンツにはない絶対的な強さ、というのは昔から言われていますが、まさにそれを肌で実感したライブでした。

来月にはラスボスAZALEA、12月にはDREAMY CONCERTが控えていて
Guilty Kissで踏み出した新しい一歩を、CYaRon!がしっかりと繋いでくれました。
そして、そのバトンはきっとAZALEAに繋がるはず…
最後に年末みんなで笑ってAqoursに逢いましょう。











 

 

 

 

 

ショートカットの斉藤朱夏かわいすぎ