I live, I live LoveLive! days!!

LoveLive! Series 9th Anniversary ラブライブ!フェス 2days

本当に夢のような時間
ありきたりな言葉になってしまうけれど心からラブライブ!というコンテンツを好きで良かったと思いました。

この2日間、ラブライブ!というコンテンツの偉大さを再認識して、でもやっぱり4年前のあの日に戻った気がして、涙もありつつ終始笑顔で声援を送りブレードを振りました。

キャストの言葉やμ'sの楽曲に心打たれた場面は数あれど、思い返せばメッセージ性の塊だったセットリストと楽曲の歌詞を紐解いていこうと思います。

画像

セットリスト

◆Day1

01.未体験HORIZON
02.TOKIMEKI Runners
03.夢への一歩
04.ドキピポ☆エモーション
05.眠れる森に行きたいな
06.Starlight
07.Love U my friends
08.元気全開DAY!DAY!DAY!
09.P.S.の向こう側
10.GALAXY HidE and SeeK
11.LONELY TUNING
12.コワレヤスキ
13.Guilty? Farewell Party 
14.SELF CONTROL!!
15.Believe  again
16.届かない星だとしても
17.MIRAI TICKET
18.青空Jumping  heart
19.恋になりたいAQUARIUM
20.君の心は輝いているかい?
21.僕らのLIVE 君とのLIFE
22.アニメスペシャルメドレー
  僕らは今のなかで
  No brand girls
  START:DASH!!
  それは僕たちの奇跡
  ユメノトビラ
  KiRa-KiRa Sensation!
23.Snow halation
 

◆Day2

01.未体験HORIZON
02.TOKIMEKI Runners
03.あなたの理想のヒロイン
04.Evergreen
05.ダイアモンド
06.めっちゃGoing!!
07.CHASE!
08.Love U my friends
09.近未来ハッピーエンド
10.夜空はなんでも知ってるの?
11.トリコリコPLEASE!!
12.ときめき分類学
13.Guilty Eyes Fever
14.Guilty Night, Guilty Kiss!
15.SELF CONTROL!!
16.Believe  again
17.僕らのLIVE 君とのLIFE
18.アニメスペシャルメドレー
  僕らは今のなかで
  No brand girls
  START:DASH!!
  それは僕たちの奇跡
  ユメノトビラ
  KiRa-KiRa Sensation!
18.Snow halation
19.届かない星だとしても
20.WATER BLUE NEW WORLD
21.未来の僕らは知ってるよ
22.HAPPY PARTY TRAIN
23.君のこころは輝いているかい?
 

突き刺さった歌詞

今回のフェスは個人的に曲の歌詞が刺さった場面が多く、曲中に要所で時間が止まったような感覚に襲われて歌詞の内容がスッと入ってきたことがとても印象的でした。
それはまさにフェス中の「今」であったりラブライブ!という「歴史」を感じさせてくれる意味も含み、あの空間でしか絶対にハマらないと言っても過言ではありませんでした。

記念すべきラブライブ!フェス開幕1発目の曲は

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"未体験HORIZON"

正直度肝を抜かれました。何故なら全く予想していなかったから。
開幕からμ'sが出てくるとは思っていなかったけれど、"TOKIMEKI Runners" あたりがくるのかなと油断していました。

何故未ホラ??

と正直何とも言えない感情を抱いた1日目の僕ですが、"その意味" は曲名と歌詞に全部詰まっていました。
ラブライブ!フェスというキャストもファンも「未体験」なお祭り

ラブライブ!フェスへようこそー!」

高槻さんが第一声を発した瞬間に全て理解しました。

新しくなれ! 動き出したミライ
またはじまるよ 準備出来た? もうできてる!

『未体験HORIZON』 

Aqours」だけのミライではなくスクールアイドルとスクールアイドルを愛する全ての人が望む新しいミライ
 まさにこのフェスの始まりを告げるに相応しい曲でした。

きっと あとで笑えるからさ
きっと ぜんぶ乗りこえてくよ
今日は 一度しかない
やり切って生きていこう

『未体験HORIZON』

ただここはAqours自身を指していることがより印象的で。
かつてμ'sという偉大な存在からバトンを受け取ったAqoursは過去の色々なことを「ぜんぶ」乗りこえていくと高らかに宣言して、一度しかない「今日」、ラブライブ!フェス始まりの号砲を鳴らしてくれました。


"No brand girls"

悔しいなまだ No brand
知られてないよ No brand
なにもかもこれから 熱い気分

No brand girls

地球上の全ラブライバーが心から叫びたかった曲

盛り上がる曲なのは間違いないけれど、当時μ'sにはその人気を "0" から積み上げる重圧があって、そのときの穂乃果やえみつんの言葉を表したのがこの曲であり歌詞だと思います。

 

壁は Hi Hi Hi 壊せるものさ Hi Hi Hi 倒せるものさ
自分からもっとチカラを出してよ
Hi Hi Hi 壊せるものさ Hi Hi Hi 倒せるものさ
勇気で未来を見せて

No brand girls

だからこそこの "壁" は

「μ'sにとっての越えるべき壁」

として表現されてきたけれど、このラブライブ!フェスにおいて表現された "壁" は

ラブライブ!の世代間を隔てる壁」

と考えたらもう涙が止まらないんですよね。
それを穂乃果たちがぶっ壊してくれたんですから。

メディア等で取り沙汰されてるように箝口令が敷かれていると囁かれた時期もあったこのコンテンツ
遂に開催されたスクールアイドルが一同に会する夢のイベントで、そんな壁私たちが壊してやる!とどこかワイルドテイストなμ'sが先輩として自らその壁を壊してくれたと考えると "フェスらしさ" と同時に全身全霊な "μ'sらしさ" を感じました。

だからこそ、このフェスは"はじまり"なんだと僕は確信しています。


"届かない星だとしても"

この曲にこれほどメッセージ性を感じたことはありませんでした。
フェスで両日歌われたことに意味を感じずにはいられませんね。

届かない星だって (Star light, I hope you)
手を伸ばす勢い持って
届かないって決めないで (Star light, I hope you)
手を伸ばせ!それから悩め!

 『届かない星だとしても』

1日目の披露では

μ'sが "憧れの星" という形で描かれ、その背中を追い求める言わばアニメ1期当時のがむしゃらだったAqoursを思い起こし

2日目の披露では

ラブライブ!を経て輝きの正体を知った千歌たちが、自ら輝く星となって虹ヶ咲の手を伸ばす先に在る

そう感じ取りました。
これはもちろん1日目がAqours→μ's、2日目がμ's→Aqoursという構成になったからこそ生まれたストーリー性なわけで。
普段ライブで盛り上がる曲としても定番で、歌詞中の "星" が案にμ'sを指しているとは感じ取っていましたが、「後輩」と呼べる存在ができて現に憧れの存在となっているAqoursが知らぬ間に輝く星になっていた姿は何とも感慨深いです。

千歌たちAqoursは "Brightest Melody" を歌ったことで、自らが "他人に輝きを与えることのできる存在" になったことを表現していましたが、伊波さんたちキャストとしてのAqoursもまたそういう存在になったと感じさせてくれる瞬間でした。

 

 

History of LoveLive!

ラブライブ!フェスで見事に体現された

ラブライブ!の歴史」と

2.5次元で描写されるストーリー」

これには改めて感銘を受けました。
一曲一曲歌詞を味わえば楽曲の数だけラブライブ!の素晴らしさを紐解くことができますが、僕は大局で見たセットリストに驚きを隠せませんでした。

特筆すべきはAqoursのセットリストで以下3曲が1日目、2日目で入れ替わりました。

MIRAI TICKET ⇔ WATER BLUE NEW WORLD

青空Jumping Heart未来の僕らは知ってるよ

恋になりたいAQUARIUMHAPPY PARTY TRAIN

 

だたこれは今までのライブで前例があるように1日目の時点で「あっ2日目はこっちに変わるな」と予想できるセットリストであり、深く考えることもありませんでした。

…しかし2日目で大きな番狂わせがありましたね。

そう、μ'sとAqoursの歌唱順が逆になりました。

これがなかったらただ "セットリストが変わっただけ" で話は済んでいたわけです。


Day1

"μ's" の背中を追い求め始めた "Aqours" はその届かない星に手をのばそうとする

夢が生まれ 夢の為に
泣いたときでも
あきらめないことで
つながった

MIRAI TICKET 

どれだけ追いつこうとしても突きつけられた "0"
でも諦めなかった "Aqours"

あこがれ抱きしめて
次へ進むんだ
僕たちだけの新世界が 
きっとある

MIRAI TICKET

あこがれは "抱きしめる" もの
AqoursAqoursらしくあれ」
そう心に決めて自分たちらしく、見たことない夢の軌道追いかけて

はじまったときの (sunshine story)
ときめきずっと 大事にね

青空Jumping Heart

それでも "あのとき" の純真無垢なときめきは忘れずに



Day2

自分たちだけの輝きを見つけたAqoursはμ'sが最高潮にボルテージを高めた会場を、それに負けず劣らないパフォーマンスで再び会場を魅了した。

この瞬間のことが
重なっては消えてく
ココロに刻むんだ
WATER BLUE 
『WATER BLUE NEW WORLD』

"あのとき" 歌ったときとは全く違う意味となった響いた
憧れで偉大な存在のμ'sの姿をしかと目に、ココロに刻んだ

I live l live LoveLive! day!!

未来の僕らは知ってるよ

このフェスの代名詞

μ'sもAqoursSaint Snowも虹ヶ咲も会場のファンも全員が心の底から思い

「今この瞬間ラブライブ!のために生きている」

と実感した。この日のための伏線かのような曲名もより感動を誘った。

 

レールはどこまでつながるか
まだまだわからないね
ずっと走っていたい PARTY TRAIN

HAPPY PARTY TRAIN

未来のことは分からないけれど、ホンキでぶつかった先にあった答えを知って、なおまだ先の見えないレールを走るAqours
それはAqoursだけではなくμ's、Saint Snow、虹ヶ咲…



ーーーーーーーーーーーー

そしてどちらの世界線を辿っても辿り着く "君のこころは輝いてるかい?"

「まだ」輝きを知らなかった頃でも

「もう」輝きを知った今でも

また "みらい" が変わる予感に誘われて新しい夢が始まる

 

今、みらい、変わり始めたかも!
そうだ僕たちは まだ夢に気づいたばかり

 君のこころは輝いてるかい?

 いつだって夢の始まりを予感させてくれる君ここはAqoursの代名詞であり、
ラブライブ!フェスのフィナーレに相応しい楽曲でした。

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両日でμ's、Aqoursの入れ替わりによって、今を走り引っ張っているAqoursという存在と成長がより際立った気がしました。

これは自分の想いになりますが、今回のラブライブ!フェスはAqoursの存在が無かったら実現しなかったといっていいと言っても過言ではないと思います。

「今」を先陣切って走るAqoursがフェスのド真ん中を突っ走って
「これまで」と「これから」がたくさん詰まったグループが

自分らしく、でもどこかAqoursを支えるようにパフォーマンスをして…
そんな風に見えました。

μ's     ーKiRa-KiRa Sensation!

Aqours   ーWATER BLUE NEW WORLDー

Saint Snow  ーBelieve againー


思えばラブライブ!決勝曲を披露してくれた3グループ
このときだけはお互いバチバチのスクールアイドルとして対決しているようにも見えて…

まるで時空を超えたラブライブ!の決勝戦を見ているようで、どのグループも自分たちの "一番" をここにぶつけてくれました。
 

限られた時間のなかで精一杯輝くことってこんなにも素晴らしいことなのだと見せつけられた気がしました。

 

 

あの頃と変わらないもの

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「μ'sは永遠」とはよく言ったものだと思いました。

だって彼女たち4年前と何も変わっていないんですよ?


「変わらないもの」とは違うけれど

ところどころキャストが歌詞やダンス間違えたりしてるところを見ても全然不安にならないというか「らしさ」というか、曲を披露することへの久しぶり感が伝わってきてほっこりしました。

 

僕はライブ中何度も「懐かしい…」と呟きました。
それはキャストの姿やコーレス、披露された楽曲全てに対してですが、「懐かしい」という言葉を発する程の月日が流れているのにも関わらず、そこには当時と変わらない立ち振る舞いのμ'sがいました。
本当に色んな意味で変わっていなかったんです。

 「私は正直ただいまだとは思っていないです。
μ'sは2016年4月1日のファイナルライブを迎えて一区切りを付けたけれど、私たちはずっとみんなのそばにいたと思っています」

「私たちはいつまでもμ'sです」

「μ'sic forever!! これからももっともっとよろしくお願いします!」

新田恵海

やっぱりえみつんの言葉は心の奥の方にズンと重みを感じる部分があって

久しぶりだけど「ただいま」ではない

ライブという表舞台から一線を退いたけれど「いつだってそばにいたよ」と言ってくれた。それは9年という月日を穂乃果たちと生きていたからこそ出る言葉だと思うし、どんなに月日が経ってもμ'sとして在れる所以だと感じました。

 

 

32人が紡いできた物語

「32人のスクールアイドルたち」

佐藤日向

「μ's、A-RISEAqoursSaint Snow、ニジガクのみんなでラブライブ!を紡いできた」

田野アサミ

2日間誰も触れなかったA-RISEに言及してくれた佐藤日向さんと田野アサミさんはやはりさすがだと思った。
あの空間にいたのは29人だったけれど、この物語を紡いできたのはやっぱり32人。

それができたのは同じ "主人公たちのライバル役" という立場だったからかもしれないし、いや彼女たちの気質ならたとえそうでなくても伝えてくれたでしょう。
彼女たちがどういう人かは僕たちが一番よく知っていますしね。

 

僕がこのフェスを "はじまり" だと確信したのはこれが理由でもあります。

そして恐らく誰もが思った "SUNNY DAY SONG" の披露

確かに残念ではあったけれどまだ足りないピースが埋まっていないからだと思いました。

 

こんな素晴らしいフェスは『みんなが繋いできたから実現できた』と思っています

伊波杏樹

9年前、μ'sが0を1にして、今は虹ヶ咲が100とその先の未来を切り開こうとしています。
でも

「μ'sの戻ってこれる場所」

「虹ヶ咲が羽ばたける場所」


を作れたのはやっぱりAqoursAqoursらしくがむしゃらに突っ走ってきたからなわけで。このフェスはAqoursにとっても本当に特別な場所だと改めて感じました。

 

 

これから

ラブライブ!ってまだまだこれからだな

僕が率直に感じたフェス後の想いです。
僕がラブライブ!から受け取ったものは余りにも大きいし、好きなものをずっと応援できていることには感謝の気持ちしかありません。


ラブライブ!が大好き」

その気持ちさえあれば何でも叶う気がする。
だってこんな素晴らしいフェスが開催されるなんて誰が予想しました?

夢は声に出せば叶うと言うけれど、それはやっぱり本当で、これからも自分の「好き」には正直にラブライブ!を応援していきたいと心からそう思いました。

 

I live I live LoveLive! days!!